営業以上に営業力が求められる仕事

「人事は営業以上に営業力が必要だ」
この言葉が、私が人事を目指すきっかけでした。

人事の仕事は、単に人を採用することではありません。自社の魅力を最大限に伝え、求職者に「ここで働きたい!」と思わせることが使命です。言い換えれば、自社という"商品"を売る、最強の営業マンこそが人事なのです。

特に新卒採用では、大学や高校、高専へ足を運び、学生たちの心を掴む必要があります。ただ求人情報を並べるだけでは不十分。相手の関心を引き、共感を生むプレゼン力が求められます。

人事になってわかった「営業力」の真の意味

実際に人事として働き始めてから、その重要性を痛感しました。選考面接では、どんな人材を採用し、どう育てるかを見極めるだけでなく、こちらも「選ばれる立場」であることを忘れてはいけません。候補者の興味を引き、信頼を勝ち取る
―まさに営業そのものです。

さらに、自己啓発も欠かせません。変化の激しいビジネス環境では、常に新しい知識と視点を取り入れることが、人事としての成長に直結します。この挑戦こそが、人事という仕事のやりがいであり、面白さでもあるのです。

変えるべき「古い習慣」

とはいえ、すべてが順風満帆ではありません。面接の場で候補者に説教を始める上司、圧迫面接を行う担当者……そんな光景を目にしたことはありませんか?これらは選考の目的を見失った行為であり、企業の魅力を損なう要因です。

さらに、日系企業特有の課題も存在します。意思決定に時間がかかる、給与が低い、残業が多い……こうした悪しき慣習が生産性の低下を招いていることも事実です。

私が人事を志したのは、こうした現状を変えたいという強い思いからです。無駄な残業や過度なストレスで体調を崩すのは、本末転倒。仕事は集中して効率的にこなし、定時後はしっかりリフレッシュする。そんな働き方を広めたいのです。

最後に

人事という仕事は、決して楽なものではありません。でも、だからこそ面白い。人と向き合い、会社と未来を創るこの仕事に、私は誇りを持っています。

今日も明日も、自分らしく、元気に頑張りましょう!



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