見出し画像

カルマヨガとゴミ拾いと通勤電車の缶ビール

日常のなかでの修行
見返りを求めず奉仕をする実践を
カルマヨガというそうです

海に行ったらゴミを拾います
海洋ゴミを減らすことは
マイクロプラスチックの問題など
回り回って自分自身の健康につながるので
見返りを求めない修行と
言い切れない気もしますが



カルマヨガで求められていることは
結局はどんなことでも
努力をしたらなんらかの形をとって
自らに返ってくることが多いので
きっとその意味で
いずれにしろ見返りはあるのでしょう
ただ、即時的ではないだけで



横浜駅から電車に乗り込むと
ふつうの通勤電車の車両で
1人で2席を占拠し
足元にビールの500ml缶とプリッツの箱
座席にもおつまみの袋を置いて
ずーっとスマホを触っている男性がいました

足元のゴミはきっと
そのまま置いていくんだろうと思いました
その方の今夜の気持ちは
家に着くより前に
ビールにありつきたい状況だったのかも
とか
色々と事情を想像してみました

男性のリュックには神社のお守りがついていて
お守りを買うときには
どんな信心深さであったのかとか
その神様が悲しまれるだろうなとか
色々考えました

この方と今じゃないときに出会ったら
案外礼儀正しい方だったりするのかもとか
色々と考えました

それでもおそらく
今夜はきっと
あのスーパードライの缶はそこに残されて
最後に車両清掃の方が
処理してくださることになるだろう

わたしはこういうことを目にするたびに
全ての方がヨガに出会ったら
どんなに良いだろうかと思います

しかしながら
その方はどうか知りませんが
ヨガを習う余裕がない方もたくさんおられます
時間的余裕
精神的余裕
金銭的余裕

ただ、逆説的に
余裕がない人ほど
本来はヨガに出会うべきなのでもあります

こういう場面に出会い
色々と考えてみることもまた
カルマヨガの実践であるように
思った今宵でした


追記

その方が先に降りたら持ち帰ろうと思ったが
わたしのほうが先に降りたので無理でした
ゴミ袋を差し出すことも考えましたが
トラブルになったら危険なのでやめました🥲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?