【2023年ドラフト評価】中日ドラゴンズ編
こんにちは。鉄太郎です。
この記事では2023年ドラフトにおける、中日ドラゴンズの指名について語ります。以前の記事で紹介した評価方法をもとにお話しさせていただきますが、あくまで個人の評価・感想ですので、その点ご承知おきくださいませm(__)m
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それでは本編をどうぞ(≧▽≦)
ドラフト前の記事はこちら👇
【2023年ドラフト】中日ドラゴンズ:補強ポイントと指名予想
⓪ドラフト評価
中日ドラゴンズ:50点
①どれだけ良い選手を指名できたか?20点/40点
1位:草加勝 投手 亜細亜大学 A評価
草加選手は最速153㌔の角度ある直球に、スライダー、ツーシーム、カープを交えて安定感抜群の投球を見せる右腕。このツーシームはいわゆる亜大ツーシームで良く落ちます。
阪神の西純矢選手の控えだった高校時代から制球力が物凄く向上。オーバー気味だったりスリークォーター気味だったりリリースを変えながら打者を打ち取る器用な選手。まだ細身なので身体ができた際の伸びしろも楽しみです。
度会選手を外したことは残念でしたが、将来の先発候補の獲得が急務なドラゴンズですので、草加選手を引き当てられたのはホッとしたはず。高橋選手(21歳)、仲地選手(22歳)、草加選手(22歳)、根尾選手(23歳)、小笠原選手(26歳)、柳選手(29歳)と20代のドラ1ローテが組めるのは流石ですね。
2位:津田啓史 内野手 三菱重工East C評価
津田選手は走・攻・守、三拍子揃ったショート。横浜高校時代はセカンドを守る度会選手と二遊間を組んでいました。スカウトが現状のレベルは度会選手より上と言っていましたし、プロの評価が高そうな選手です。
ファンが想像している以上に二遊間の補強が必要と判断していたドラゴンズ。中日の2位は13番目で3位は35番目。遠い3位指名で残っているかどうか分からないため、確実に2位で!というのがこの指名でしょうね。去年の村松選手もこんな感じでしたし、折り返しはそろそろ廃止した方が・・・。
3位:辻本倫太郎 内野手 仙台大学 B評価
辻本選手は非常に守備範囲が広い好守のショート。小柄ですが、強振しながらコンタクトできるバッティングも見もの。そして何よりチームを牽引する中心選手としての立ち振る舞いが最高です。プロでも物怖じせずプレー出来るのではないでしょうか。
2年連続で二遊間を複数指名したのには驚きました。ただ濱選手は外野手、福永選手はサード、田中選手は怪我で計算はできないと考えると昨年指名した選手で二遊間争いに残るのは村松選手のみ。龍空選手ももう一度二軍で鍛え直したいとなると、1軍の二遊間が全然いないことに。そう思うと意図は分かるなあという感想でした。
4位:福田幸之介 投手 履正社高校 C評価
福田選手は最速151㌔の力強いストレートが魅力の左腕。3年夏の府大会で大阪桐蔭を完封したことで一躍有名になりました。最速は秋の国体で計測したもので伸び盛りなのが伺えますね。
支配下で22歳以下の投手は4人だけという状況。1位で右の草加選手を指名したため、どこかで左投手を1枚欲しかったのでしょう。左のパワーピッチャーは若手でいないタイプですし、将来リリーフで期待かもしれませんね。
5位:土生翔太 投手 茨城アストロプラネッツ D評価
土生選手は最速154㌔のストレートが武器の剛腕リリーフ。8月にリリーフに転向してから奪三振能力が開花して評価が急上昇しました。野村弘樹さんの指導を受けて大学4年時に覚醒した経歴もあり、PL学園繋がりで詳しい情報を聞いていたかもしれませんね。
勤続疲労が出始めたリリーフ陣にすぐ加われる選手が欲しいというチーム事情に応えた指名。昨年の松山選手のように1年目から1軍でパワーピッチを見せて欲しいですね。
6位:加藤竜馬 投手 東邦ガス D評価
加藤選手はムキムキの身体から最速152㌔の直球を投げ込む右腕。大学時代にアメフト部に勧誘された程の身体能力は昨年広島の松本スカウトからドラフト1位クラスと評されているぐらい。50メートル走5秒8と足も超速いので、万一の場合の代走要員にもなれますね笑。
こちらも5位の土生選手と同じ早めに使えるリリーフ候補。2軍の状況を見ると先発候補を獲らなくても大丈夫なのかと思ってしまいますが、戦力外やら現役ドラフトやら他の手立てで補充するのでしょうね。
②年齢×ポジションで不足箇所を埋められたか?17点/30点
A:将来の先発候補→10点/15点
草加選手の交渉権を得られたことでひとまず安心でしょう。欲を言えばもう1人ぐらい大学生投手を欲しかったですが、早々に売り切れてしまったので13番目で指名しなければ、先発タイプの大学生投手の確保は難しかったですね。。。
繰り返しになりますけど折り返しが無ければドラゴンズの3位は25番目になるので、間違いなく津田選手が残っていたと思うんですよね。あんまりNPBは戦力均衡を図ろうとはしていないのかもですが、折り返しのドラフトでは最下位のメリットって意外と無いなあと感じちゃいますね。
B:大学生・社会人捕手→7点/15点
支配下で捕手の指名はありませんでしたが、育成1位で19歳の日渡選手を指名しました。高卒組の山浅選手(19歳)、味谷選手(20歳)と被りますが、守備力が非常に高いタイプで楽しみな素材です。しかしこの3人とも左打者というのはちょっと珍しいですね。スカウトの好みだったりするのでしょうか。
③補強ポイントを押さえられたか?10点/30点
A:打力のある一塁手/三塁手→0点/15点
今年の中日のドラフトは二遊間を優先する指名でした。度会選手を引き当てていれば話は違いましたが、抽選を外して以降は候補がいないということも相まって打力が高いタイプには見向きもしませんでしたね。
度会選手をセカンドも守れると判断していたなら別ですが、打力のある左打者として立浪監督が買っていたのであれば、外れの入札で上田希由翔選手に行っても良かったかもしれません。先発投手が1番のニーズであることには賛同しますが、二遊間>強打者という判断には少しビックリしましたね。
B:左の中継ぎ候補→10点/15点
将来的な左の中継ぎ候補として4位・福田選手。右の即戦力系の中継ぎとして5位・土生選手、6位・加藤選手。左のリリーフの即戦力!とバシッとはハマりませんでしたが、リリーフ補強には成功しました。
大学生投手が豊作な今ドラフトでしたが、左投手に限定すると数は少ない方だったことも影響したでしょうか。広島の3位で滝田選手指名とか見てると結局折り返し無ければ・・・ってなるんですよね笑。
④育成ドラフト加点 3/5点
1位:日渡騰輝 捕手 茨城アストロプラネッツ D評価
日渡選手は高校卒業後すぐに独立リーグに挑み1年間試合に出続けた捕手。これだけで非凡な守備力が浮かび上がろうものです。5位指名の土生選手とバッテリーごと指名。
2位:菊田翔友 投手 愛媛マンダリンパイレーツ C評価
菊田選手は最速150㌔のストレートとスプリットが武器のリリーフ。高卒2年目なので将来が非常に楽しみな逸材です。
3位:尾田剛樹 外野手 栃木ゴールデンブレーブス D評価
尾田選手は65試合で32盗塁の俊足が武器。一芸を磨いて支配下を勝ち取りたい。
4位:川上理偉 外野手 大分B-リングス D評価
川上選手はリーグ戦で打点王を取った打撃が売り。ウエスタンで打ちまくって支配下を勝ち取りたい。
⑤指名の感想
以上中日ドラゴンズの指名を振り返ってまいりました。
今年は立浪監督の想いが大きく反映されたドラフトとなりました。先発投手1枚・二遊間2枚・リリーフ2枚の5人は来年以降を戦う上での補強だったでしょう。中でも二遊間はこれが上手くいくのか?見ものです。
ドラフト後の支配下選手の数は投手35人・野手31人の合計66人です。FA・現役ドラフト・新外国人選手獲得・トレードなどでドラフトで指名が無かった強打の一塁手の補強がありそうで楽しみですね。
ここまで長文を読んでいただき、誠にありがとうございました。次回は【2023年ドラフト評価】北海道日本ハムファイターズ編でまたお会いいたしましょう。
鉄太郎でした!
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