『リトル・マーメイド』を観て
今日は朝から映画館へ。
ずっと楽しみにしてた『リトル・マーメイド』
(水曜日で安く観られる。こういうとき、平日に休めるっていいなと思う)
とにかくアリエルの歌声が素晴らしかった…!
歌ってる場面だけもう一度観たいくらい。
カニのセバスチャンも魚のフランダーも、
鳥のスカットルも良い味を出していた。
そして、悪役のアースラがアニメ版のアースラそのもの!という感じだった…
(すごいハマってたなぁ…)
お父さんのトリトン王も雰囲気もそのまま。
アリエルもすごくチャーミングで可愛らしかった。そして勇敢。
今まで『リトル・マーメイド』は王子エリックとアリエルの恋愛がメインだと思ってたけど、あれは父娘の成長物語でもあるんだね。
(むしろ、そちらが大きなテーマだったと映画を観たあとに気づく)
アリエルのお父さんの気持ちもすごく良く分かて、大人になって目線が変わったのを感じる。
(そりゃあ心配にもなるよね…)
子供の頃はアリエル目線だったと思うのに。
ディズニーの映画だとハッピーエンドだけど、
アンデルセンの原作も好きだ。
(むしろそちらの方が物語としては好き)
(私が小さい頃に読んだ童話だと)
人魚姫が溺れた王子を助けた後、1人の女の子が通りがかって、王子はその女の子を恩人だと思ってしまう。
海の魔女にかけあって人間になった人魚姫は、声を失って、歩くと足に激痛が走る。
そんな人魚姫を王子は可愛がるけれど、浜辺で助けてくれた女の子と再会して、その子と結婚を決めてしまう。
「王子を殺してしまえば人間に戻れる」とお姉さんたちに助言を受けるも、人魚姫は王子を殺せずに泡になって消えてしまう。
(確か人間は永遠の魂を持っていて人魚は持ってないとか、そんな話もあったはず)
子供の頃に読んだ童話がいつのまにかハッピーエンドに変わってることがあるけれど、人魚姫はどうなのかな。
私はこの悲しい話にすごく惹きつけられた。
報われないだけで終わるのに。
声が出せない人魚姫は、王子に自分の気持ちを伝えることもできない。
読者だけが人魚姫の本当の想いを知っている。
ディズニーの映画だと、アリエルもエリック王子も自分の生きたい道を進んでいく。
そこに悲しいだけで終わらない良さがある。
アリエルも現代のプリンセスという感じがして素敵だった。
ディズニーの実写版映画が好きで、
『シンデレラ』も『美女と野獣』も『アラジン』も観たけれど、今回が一番好きかもしれない(そう思うのは挿入歌に悉く魅了されたから)
しばらくはAmazon Musicで関連の音楽を聴いて、映画を観た余韻に浸る日々になりそうだ。