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映画、そして本のこと


夏が終わる気配って、いつも心愉しくなる。
黄昏に混ざる風はほんのわずかに冷気を放っているし、夜は鈴虫が綺麗に鳴いている。


そうやって移ろっていく季節にはありとあらゆる名前が付けられていて、
言葉の辞典を眺めたくなる。
物の、自然の名前を知ることは、
世界の彩度を上げて心を豊かにしてくれると思う。


きのう通勤中、
米津玄師さんの「海の幽霊」を聴いて、
とても素敵な曲だと感動した。
(ちょっと泣きそうになってしまうくらい)
それから何度も繰り返し聴いている。


あれもひと夏の出会いの物語で、
今聴くのにピッタリかもしれない。

歌の背景を知りたくて、昨日は夜更かしして『海獣の子供』も観てみた。


テーマが壮大で、
ちょっと壮大すぎて、(宇宙的というか)
終盤はストーリーに付いていけなくなりそうだったけど、とても深い物語だと思った。

生命の神秘に迫る物語。
海はいつも命の生まれる場所で、
生命にいちばん近い場所なのかもしれない。
命をそのまま感じられるというか。

原作を知ってたら、もっと楽しめるかも。
何にせよ、映画を観るのはとても久しぶりで、これからたくさん観たいなと思ってしまう。


小説も良いけど、
映画は物語をそのまま体感できる。
(それがすごい強味だなぁと)

最近のアニメ映画は、絵もとっても綺麗。
海と空の神秘的な風景は、映画だからこそ目に焼きつくような気がする。



そして今日、いつも行く本屋さんに行ったら、
新海誠さんの新刊が出ていて思わず買ってしまった。
(これは買ってしまう。衝動買いもやむなし)
(小説も映画も創れるなんて、本当に凄すぎる……)


『すずめの戸締まり』という物語。



11月11日に映画も公開なのかな。
(覚えやすい日にち)



一気に読むのはもったいないから、
仕事の休憩時間に少しずつ読もうと思う。
(借りた本もたくさん手元にあるけど、
食事中は買った本しか読まないことにしてる。
万が一汚してしまうといけないから)


他にも気になる本が色々出てて、ちょっと買おうか迷う……
電子書籍はあんまり買わない派で、
だからこそ本を置くスペースがどうしても限られて、本を置けないのに買う無限ループ。

今年が終わる前までには、
本棚を整理して本を減らさなければ。
(でもなかなか減らないんだよね……)


休みの日、
時間がとれるときは「ひとりで書く時間」を、毎回2時間は設けようと思った。


今日もカフェで日記と小説を書く。
小説はまだまだ序盤で、
もうすぐ1章が終わるという辺り。
物語の謎が提示されて、少しずつ前進し始めている途中。


コツコツ書き続けるのが何より大切で、
自分が決めたとおりに書けるのが、今は何より嬉しい。


創作を楽しめてたら、それで良いんだと。

たくさん物語を摂取しながら、
書き進めていけたらいいなと思う。

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