自分の心を蔑ろにしない
3冊目の『満月珈琲店の星詠み』を読みました。
☆☆☆☆☆☆☆
著者も仰っていますが、1冊目2冊目とは趣が違いました。
前作までは、星読みの知識があるとより楽しめるかも?という感じでしたが、今作はホロスコープなんてわからなくても普通に恋愛小説として楽しめると思いました。
知識がある人は「なるほど」と思うだろうし、ない人は「海王星はそういう設定なのね」と思うだろうし。
そして、今回も泣きました。
切ない…。
でも、読後感は晴れやかな気分でした。
しかしこのシリーズ、会社では読めないなぁ…。(←もれなく読んで泣いてる人)
☆☆☆☆☆☆☆
今回は特に『薄明ラムネと川田藤子の想い』が、グッと胸にくるというか、刺さるものがありました。
その三つというのが、
本音を認めること
その本音を発している自分に対して事情をしっかり説明し、そして謝る
自分の中で決意表明をする
「なるほどね〜」と、妙に納得してしまいました。
自分で自分の願いを叶えてあげたいけど、それが叶わない時、環境だの状況だの人のせいにして、「私は悪くないもん。むしろ被害者だもん」と思ってしまうことって、結構あるあるだと思うのです。
でも、選択権は自分にあって、結果はどうであれ、自分で決めたことには責任を持たなくてはいけないと、改めて気づかされました。
自分の気持ちに意識を向けることは多々あるけれど、自分の気持ちに従えない状況下の時は、つい被害者意識になっているように思います。
今後はきちんと、「ごめんね。今それはこういう状況で無理なんだ。だから、こっちを選ぶね」と説明して謝って、「こっちの道を選んだのは自分だろ!」と被害者ぶらない自分を目指してみます。