映画『ドストエフスキーと愛に生きる』
2009年/製作国:スイス・ドイツ/上映時間:93分
原題 Die Frau mit den 5 Elefanten
監督 ヴァディム・イェンドレイコ
予告編(日本版)
予告編(海外版)
STORY
レビュー
翻訳とは、人と人を繋ぐ橋を建設する作業であるように思います。
言語や習慣、考え方や人生経験…。その他様々な違いを超え(&越え)て、さらに作者の意図や心情を理解&解読し、不可能な変換をコツコツと成してゆく…。しかも、もし自らが建設した橋の出来が悪ければ、そこを渡ろうとした多くの人々を転落死させることにもなりかねない…。そんな作業。
また文学の翻訳は、原文の意図や美しさ等を、3割伝えることが出来たなら「神業」と言っても良い世界なのではないでしょうか。
※泉鏡花や中島敦が世界的な評価を得ることの出来ない理由は、あの美しい文章の翻訳が、全くもって不可能であるからに違いありません
ですから私は素晴らしい翻訳を届けてくださる方々を、深く×2尊敬しております。
予告編冒頭。84歳のスヴェトラーナ・ガイヤーさんが5冊のドストエフキー作品を抱えて、エッチラオッチラと歩いてゆく姿に、一瞬で心を奪われました。
そして本編は、その印象通りの素敵な作品でした。
至言も、数知れず。
もし予告編を御覧になり、何か感じるものがありましたら、どうぞ御覧ください。
素敵な時間があなたを待っています。
公式サイト
本編(英語字幕付き)
DVD高騰中のためペタリンコ。すぐ消します