誰もが感じるちょっとした「学校で感じる生き苦しさ」の原因は?〜性格心理学の視点から分析してみた💡〜
こんにちは!
夏休みが明けの8月末。毎年、この時期決まって「子どもの自殺防止」がテレビ等で報道されます。
「生き苦しいなら、学校に行かないで」
8月末にこのように報道されるのが、普通になってしまった現在…。
もちろん、その要因には、様々な事情や背景があるわけですが、
なぜ、こんなに学校は生き苦しくなってしまったのか?
今回は、その要因を「性格心理学」の視点から説明していきたいと思います💡
前回は、教育と心理学の関係について説明しましたが、
教育と心理学は極めて密接な関係にあるんです!
ですので、今回の記事は、不登校であるかないかに関わらず、
すべての子どもやすべての大人が「ちょっとは感じている学校に対する違和感」。
これを性格心理学的に説明していきたいと思います。
よかったら、ぜひ、ご覧ください↓↓↓
(1) 性格心理学とは何か? 〜 メタ分析「ビッグ5テスト」 〜
学校教育の中では、なかなか聞き慣れない「性格心理学」💡
実は、近年の教育心理学では、
子どもの性格や個性を把握するのに最も適していると考えられ、
大学等で研究が進められています🌱
今回はその中でも「Big5テスト」という世界的に有名な性格心理テストを扱います。
「Big5テスト」は、
「メタ分析」という「研究に研究を重ねた分析の仕方で出された研究」で、
現段階で人間の性格に関して、一番真理に近い(ほぼ結論)だろうと言われています!
では、「Big5テスト」とは、どのようなものなのでしょう??
「Big5テスト」によると、
人間の性格は大きく5つのタイプに分かれていて、
それぞれの項目の振れ方やバランスによって性格が決まるようです💡
では、その5つのタイプとは、どんなものなのでしょう??
具体的には次のようになります🌱 ↓
①協調性・・・協調的かカリスマ的か
②外向性・・・外向的か内向的か
③開放性・・・新鋭的か保守的か
④誠実性・・・継続的か場当たり的か
⑤神経症的傾向・・・物事に動じないか不安になりやすいか(メンタルの強さ)
本来、研究上では、もっと詳しい説明になりますが、
ざっくり説明するとこんな感じです😃
人間の性格はこれら5つの項目の、
それぞれの振れ方やバランスによって決まるようです💡
(2) 「Big5テスト」5つの項目をざっくり解説!
正式な「Big5テスト」は、心理テストのようにいくつかの質問に答えてもらい、項目の数値を判定して、診断されます。
例えば、
①協調性なら「協調的」⇄「カリスマ的」のどちらにどのように自分が振れているのか心理テストによって判断されるわけです。
数値によっては中間タイプの判定が出ることもあります💡
では、ここでは、もう少し詳しく5つのタイプについて説明していきますね!
今回は、それぞれのタイプを教室にいる子でイメージしてみます🌟
①協調性・・・協調的かカリスマ的か
・「協調タイプ」は協力的で、
・「カリスマタイプ」はカリスマ的ですw
その中間に位置する中間タイプもいます💡
◇教室でイメージすると…
・協力的な子が「協調タイプ😃」で、
・一目置かれるようなタイプが「カリスマタイプ🤠」です。
② 外向性・・・外向的か内向的か
・「外向タイプ」はよく人と話し、
・「内向タイプ」は控えめです。
その中間タイプもいます💡
◇教室でイメージすると…
・休み時間よく外で遊んでいる子が「外向タイプ🏕」で、
・休み時間よく教室にいる子が「内向タイプ📚」です。
アウトドア派、インドア派でイメージすると、単純なイメージとしては分かりやすいです💡
③ 開放性・・・新鋭的か保守的か
・「新鋭タイプ」は知的好奇心旺盛で、
・「保守タイプ」は型を守ります。
その中間タイプもいます💡
◇教室でイメージすると…
・好奇心旺盛で授業に食いついてくるような子が「新鋭タイプ✨」で、
・ルールをきっちり守っているような子が「保守タイプ🔹」です。
④ 誠実性・・・継続的か場当たり的か
・「コツコツタイプ」はコツコツと物事を積み上げ、
・「場当たりタイプ」は場当たり的ですw。
誠実性は「勤勉性」とも言われ、 「コツコツタイプ」はコツコツと勉強することも得意です🔬
◇教室でイメージすると…
・コツコツと勉強しているような子が「コツコツタイプ📝」で、
・テスト前にあせって勉強するような子が「場当たりタイプ💦」です😱w
⑤ 神経症的傾向(メンタルの強さ)・・・物事に動じないか不安になりやすいか
・「動じないタイプ」は何があっても動じず、
・「神経質タイプ」は不安やプレッシャーに弱いです。
「メンタルトレーニング」という言葉があるように、トレーニングで強くなったり、状況によって弱くなったりもします💡
◇教室でイメージすると…
・本番に強い子/細かいことは気にしないような子が「動じないタイプ🛡」で、
・プレッシャーに弱い子/細かいことが気になる子が「神経質タイプ😣」です。
このように、ビッグ5テストは5つのタイプがあり、それぞれの特徴があります💡
「教室にはいろいろなタイプの子がいるよな…🤔」
と感覚的に感じられている方も多いと思いますが、
やはり、ビッグ5テストの視点から見ても、いろいろな子がいて当たり前なんですね!!
ちなみに、性格は、
半分くらいが先天性で決まり、半分くらいが後天性で決まるそうです💡
このため、生まれ持った遺伝子の他に、環境によっても左右されるみたいです🍃
(3) 自分で「圧迫感」を強めてしまう子どもの単純思考…
では、本題の学校で求められる「性格」について迫っていきます💡
学校の通知表でよく「オール5」なんて、求められると思うのです。
これは「直接的に求められる」のではなく、間接的に求められてしまいがちです。
大人は、人生経験があるので、「オール5の人間なんていないよw」という感覚を持っています💡
だから、「いや、子どもにそれを求めてはいないよ😃無理だしw」という感覚なんですが、
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