心が傷つくと、体が痛む?
「チャッター」という本を読んでいる。
「頭の中のひとりごと」に関して色々書かれている。
それによると、
感情的な痛みは、脳内では肉体的な痛みと同じ反応を示すらしい。
「胸が締め付けられる」とか「傷心」という言葉があるが、
本当に体が傷ついたように痛いのだ。
失恋したばかりのニューヨーカーを集めて、
元恋人の写真を見てもらいながらMRIを撮影するという、
残忍極まりない実験により判明したそうだ。
つまりどういうことかというと、
心が傷ついて胸が痛いと思ったら、
それは包丁で指を切ったり足の小指をぶつけた時のように、
本当に体が痛いのである。
だから何だという話だが、そういう話だ。
恋人に振られたとき、
仕事で重大なミスを犯したとき、
大勢の前で恥ずかしい思いをしたとき、
もしかしたらロキソニンが効くかもしれないということだ。
身体のどこかに心の傷を早めに癒すポイントが隠されている可能性もある。
心に塗るバンテリンはまだ販売されていないが、
死にたいほどつらいとき、デコルテもしくは肩甲骨の内側あたりにインドメタシンが効くかもしれない。
私は、そういうどうでもいいことを考えている時間が好きだ。
「チャッター」とは、
そういう取り留めもない内容から、
パフォーマンスを激的に下げて人生を変えてしまうものまで、
いろいろなものがあるらしい。
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4月から部署異動して、
肉体的にも精神的にも余裕ができたので、
図書館の利用カードを作ってきた。
月に2冊くらいは何か読んで、
どうでもいい知識を増やせたらいいなと思っている。