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タンポポのキメラで春を感じる

土曜の午前中にちゃんと起きて、寝癖をゆらゆらさせながらも公園を散歩するという奇跡的な体験をした。間違いなく今日を良い一日にするんだという固い意志がなければなし得ないことだ。おかげさまで確かに朝から「幕開け感」を感じられて、良い一日になった。

まず、春が来てる。頭上にも足元にも。これまでも確かに芽吹いていたけど、忙しくしていたら気付けない小ささではあるから、気持ちにゆとりのあるこの瞬間だからこそ目に映ったのかも。

個人的にミモザがすべての花の中で一番好きだから、もうすぐ咲き始めることに改めて嬉しくなった。

野良ミモザ

オオイヌフグリがちらちらと咲いているのを楽しんでいたら、タンポポのキメラみたいなやつがのっしりと生えていてびっくりした。調べてみるとオニノゲシという植物で、ここからまだまだ大きくなるみたい。確かにこの姿をみたら「オニ」と名づける。

異様

さて、土曜朝の川。間違いなく光が瞬いている。あまり綺麗な水質ではないけれど、光る川はいつだって嬉しい。ただこの瞬きって水面の揺れに太陽の光が散らされたことによるもので、水面の揺れは鴨のバシャバシャのおかげだから、鴨が瞬きを生んでいると言っても過言ではない。

鴨の泳いだあとが光の粒になっていくのがなんだか面白くて、しばらくじっと見続ける。綺麗だけど反射で視力を失って最悪だった。

光の鴨

てくてく歩いてると鳩が湧いてるスポットを発見。鳩って子を産んで増えるわけではなく、地面からときたまこうして「湧く」ので偶然みれてよかった。

どの鳩も血眼になって落ち葉をひっくり返しており、下に死体でも埋まってるんじゃないかと怖くなって帰宅した。

だいぶ湧いたな

夕方からはプリズムラボへ。店主の西村さんは日記を読んでくださっているみたいで、開口一番「めっちゃ書いてますね」が面白かった。いつお会いしても優しい方だ。

話しすぎてしまうのが最近の悩みとおっしゃっていて、そう言われると僕も日記を書きすぎているのかもしれないと思い直した。確かに日記で1,000字近く書いてるのは書きすぎなのか?

現像をご依頼するのと合わせて、プリントや額装の相談もさせていただいた。展示は学生のころ以来やっていないので、まず実家のカフェで何枚か展示したうえで、いろいろ「気づき」を得られたら個展とか開けたら良いなと思っている。今月中には実家に飾りに行こう。

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