心配事と肌荒れと夢と
いよいよ本格的に自分の進路について真剣に考える時がやってきた。いわゆる「就活」が私にも牙を向き始めたのである。
これまでに何度も友人が苦しむ様子を見てきたが、今ならその気持ちがよくわかる。エントリーシートの内容をよく見てみると、自分の経歴や単なるデータだけではないのだ。自分自身について書くことは一見簡単そうに見えてとても難しい。客観視することがあまりないからだ。
そういうわけでひとつの設問に何時間もかけているのだから、だんだん「なぜこんなに『私』について書けないんだ」と憤り