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なんで事故をしたのか

なんで事故をしたのかについて話す。
ただの不注意だ。賄いが美味しすぎていつものように調子に乗って唐辛子と砂糖をぶっかけて飲むようにクンパッポンカリーを食べ終えた。事故を起こすほんの15分前だったと思う。

渋滞が嫌いでいつも裏道を使っているのだが、その選択を交通量の少ない夜でも通用させたのがマズかった。街灯の少ない道路を走ることはボロい原付ライダーにとって非常に危ない。通り慣れた道をいつも通り走っていたら急に飛び出ていた縁石が見え、その頃にはもう歩道に投げ出されていた。

投げ出された原付は見えないところまで飛んでいったにも関わらず、前輪のカバーにヒビが入るだけで済んだ。しかし、22歳女はその屈強なボロ車体に挟まれたせいで大腿骨をポッキリ、後十字靭帯にまでダメージが入った。しかし、ただただ痛かったで終わらないのが自分の人生である。

それは、事故から入院の日々までとにかくツッコミどころが多いのだ。

まず、現場に駆けつけてきたうちの一人のおじさんが酔っ払いだったこと。
片手にコンビニのソフトクリームを持って、何百回も「大丈夫か?頭は動かさんごと、うんうん」と言ってきた。こっちは痛いのだ。痛すぎるのに、酔っ払いの相手をしなければならなかった。アイス溶けるて。はよ食べてくれろ。

もう一人の英雄、イクタさん。
彼は私の惨状を一目散に駆けつけてくれ、全ての機関に連絡をしてくださった。しかし母親への連絡のセリフで聞き捨てられなかったことが。
「お嬢さん、足のありえない方向に曲がってますよぉ〜〜〜〜〜〜!」
怖かてwwwwwww心配するよそんなこと言われたら。ちょっと興奮して言うなよ〜

次に、搬送先でどすっぴんの状態でバイト先を当てられたこと。
「どこどこでバイトしてますよね?あそこ美味しいですよね〜!」
点滴に麻酔で顔色も悪かったのにバレた。働いてる時もそんなに顔色が悪いのか心配になってきた。

メニュー詐欺。
前回のカボチャ詐欺エピソードでも紹介したが、献立が危なっかしい。詳細に書いてくれないとご飯が残る。患者はそういった献立の細部にまでも注意を払わなければならない。ちなみに今日はブドウが出てきた。美味しかった。流石に疑わなかった。

ステータスがラッキーすぎる。
ちょうど今休学中で夏休み期間だった。もし、私がストレートで卒業し、就職していたらもっと大変だったと思う。今になって、留年して休学してよかった!と思っている。よくはない。

ここに書いている出来事はほんの一部だが、とにかく笑えるくらいに収まってよかった。実は2、3日前までは本当に具合が悪く、パソコンすら開く体力なんてなかった。ましてやトイレに行くだけで失神しそうなくらいだった。そんなこんなだが結局歩けるようになるまで1ヶ月以上かかりそうなので、ゆっくり頑張るぞ。


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