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29.パラスポーツの「アンチ・ドーピング」ルール
今回も「SPヤマト」のアンチ・ドーピング講座へようこそ😊!
昨年、令和3年夏に行われた2020東京オリンピック・パラリンピック大会。
あの時のアスリートの活躍や数々の名シーンが、1年たった今でもしっかりとまぶたに焼き付いている方も多いのではないでしょうか。
しかしその東京オリンピックでも、残念なことにドーピング違反が見つかり、獲得メダルはく奪や資格停止といったニュースがありました😭。
東京パラリンピックでも同様に、ドーピング違反が報告されています。
多くの日本人はドーピング違反することを悪いことだと考えていますが、世界的には必ずしも我々日本人と同じように、悪いことだとは考えていない国の人たちもいます。
昨年の東京オリンピックでは、国家の代表として参加することが認められずに、オリンピック委員会所属として参加していた選手がいたことを覚えていらっしゃるのではないでしょうか。
ですから、ドーピングをすることが当たり前と考えているアスリートが存在するという現実に対して、ルールが年々厳格化されていくということは、ある意味仕方がないといえるかもしれません。
もしもオリンピックで金メダルを獲得することが出来たら、国家の英雄として超豪華な生活が保障されて、生涯の地位も名誉も得られるとなれば、日本人とは違う価値観を持つ国の選手がいたとしても不思議ではないように思います。
ところで、パラリンピックを頂点とするパラスポーツにおける「アンチ・ドーピング」のルールについてあなたは聞いたことがありますか。
健常者スポーツとの違いを知っていますか?。
一般に、パラリンピックに出場するようなトップアスリートの中にも、自身の障がいに関連する疾病や合併症の治療、けがや体調不良による病態悪化を防ぐ目的で、普段から薬物を使用している選手が少なくありません。
このように、オリンピック選手よりもパラリンピック選手の方がより身近に薬物の存在があるといっても間違いないでしょう。
ここで話を戻して、パラスポーツの「アンチ・ドーピング」のルールですが、実は基本的に健常者と全く同じルール、つまり世界アンチ・ドーピング機構(World Anti-Doping Agency; WADA)が公開する「世界アンチ・ドーピング規程」で運営されています。
障がいのあるなし、人種や宗教にかかわらず、世界中の全ての人々が、公平で公正なスポーツに参加することを保証できるよう、アンチ・ドーピングのルールは、世界のどこでも、等しく、同じルールが適用されています。
障がい者スポーツも、eスポーツも、社交ダンスも、あまり知られていませんが、囲碁やチェスでも、 WADA「世界アンチ・ドーピング規程」にのっとりドーピングコントロールが行われています。
ただパラスポーツでは、介助者の帯同や、自書ができない場合に代筆が認められてる点などが健常者と異なります。
しかし以上のような、ごく一部の特例を除いては、それ以外すべて同じルールが適応されます。
持病や障がいの治療に使っている薬物のTUE申請も、居場所申請の義務も、いつでもどこでもドーピング検査に対応する義務など、すべて健常者と同じルールになります。
一方、パラスポーツ選手は健康管理の点から薬物の存在が身近であるため、健常者スポーツ選手よりも、より高度な医学的知識が必要と考えられます。
ぜひ、なんでも相談できる身近なスポーツファーマシストを見つけてください。
もしも、わたくし「SPヤマト」でもよろしければ、健常者、パラスポーツにかかわらず、全国のアスリートからのご相談や指導をお引き受けいたします😊。
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