ジブリ好き社員が好きなジブリキャラについて語ってみた。【後編】
昨夜の金曜ロードショーでも毎回恒例「バルス祭り」となるなど、何度見ても色褪せないジブリ作品。
そんなジブリ映画を愛するスカパー!社員を集めて開催した座談会。
前編では好きな作品や印象的なシーンについて伺いましたが、後編では好きなキャラクター、あらためて考えるジブリの魅力について伺っていきます!
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もはや恋!好きなキャラクターは?
――次に、好きなジブリキャラクターについても伺っていきたいと思います。
ヤマ「まず好きなのはサン(『もののけ姫』より)。毛皮とかカッコよくて憧れて、ビジュアルも可愛いし、動物と仲がいい感じもすごく好きです。あとはやっぱり『千と千尋』のハクがもう本当に初恋と言っても過言ではないぐらい好きで。ハクに憧れて幼稚園生のときおかっぱにして」
――一目惚れなんですかね?
Kさん「なんだかんだ気にかけてくれて助けてくれたりしますしね」
ヤマ「これは恋ですね(笑)あとジブリって自分の身を削る少年が多いじゃないですか」
―――ハウルとかもそうですよね。
ヤマ「そういう姿を見ると、ときめいてしまいます(?)」
Kさん「私はハウルですね(『ハウルの動く城』より)。あのハウルのダメなところとかも好きで…」
Sさん「ホストにハマる一番やばいパターンじゃないですか(笑)」
Kさん「キムタクの声っていうのもあるかもしれないんですけど…ダメなところもあったり、怒っちゃうときもあるんだけどそういうところも可愛いし、ちゃんと迎えに来てくれる感じとか恋だなって…本当に言えば言うほどホストみたいだな…(頭抱え)」
―――思わずみんなの性癖を聞いてるような感じになっていますけど…(笑)
Rさん「私はもう坊ネズミ(『千と千尋の神隠し』より)一択。好きすぎて、家にぬいぐるみ2匹いるしバッチとかアイテムもすぐ買っちゃいます。丸いフォルムがかわいいですし、性格も、例えば銭婆のところに行く時に『肩のっていいよ』って千尋がいうのにフン!ってしているのも、歩けるって思ったの、かわいい~となりました(笑)」
Uさん「ぼくはナウシカ(『風の谷のナウシカ』より)が好きかな。ナウシカって、最初セリフがほぼなくて、王蟲の暴走を止めてからユパ様のところにきて狐リスにカプってやられるじゃないですか。怖くない、怖くない、からの、ユパ様この子私にくださいな♪、までのトーンのふり幅。あのあたりでもうナウシカにやられますね(笑)」
Sさん「私はナウシカの中だったら、かっこいいし、ずるいところとか人間っぽさもいろいろ持っているクシャナの方が好きですね。あと、大人になってムスカ(『天空の城ラピュタ』より)も嫌いじゃなくなりました。彼は彼なりの正義を持ってラピュタを復活させたいと思っているから、主人公側の正義から見ちゃうと絶対に悪なんだけど向こう側から見たらこっちが正義だよねみたいな。『魔女の宅急便』も主人公を支える側の人たちの方に目が行っちゃったり、大人になるにつれて見え方が変わるというのはありますね」
Rさん「私も思ったのが、ずっと湯婆婆(『千と千尋の神隠し』より)って怖いおばあさんと思っていたのが、社会人になって見てみたら、手柄を立てたらすごい褒めて、『ここで働かせてください』って言い続けたらその根性に負けて本当にちゃんと雇ってくれるとか、言っていることは割と正しいし筋が通ってるおばあさんだなぁと思うようになりました」
―――湯婆婆がカオナシと戦うところ、湯屋を守る姿はすごくかっこいいですよね。
Rさん「『お客様とて許せぬ!』って、社長自ら現場に出てきて!(笑)すっごい良い上司じゃんって思いました」
Sさん「確かに、ものすごいいい経営者ですよね」
Rさん「リン(『千と千尋の神隠し』より)もちっちゃい頃はちょっと強気で怖いお姉ちゃんみたいなイメージでしたけど、根性あるってわかったらお前すげぇなってきちんと褒めるのいい人だなって」
Kさん「リン、好きです。友達になりたいです」
ヤマ「それでいうとジブリって根っからの悪がいないかも」
Rさん「それぞれに正義がありますよね」
グッズ爆買い、なりきり、グルメ…。ジブリ好きあるある
――ジブリが好きだからしてしまう行動ってありますか?
Rさん「軽井沢とか自然の多い土地に行くと、ジブリの中に居る気持ちで服装とか考えちゃう。麦わら帽子被ったりとか。おしゃれとかじゃなくて私はジブリのキャラクター!っていうつもりで」
一同「(笑)」
Kさん「観光地に行くと、ジブリのお店が必ずと言っていいほどあって、売っているものは同じなのに毎回観光地のお土産じゃなくてジブリのグッズ買って帰っちゃって。あと私ガチャガチャが好きで(ガチャガチャの)フィギュア山ほどあります」
ヤマ「作品の世界に入り込んだ感じがするものが好きで、それこそグッズとかも実際にキャラクターが使っているようなものが欲しいし、ごはんも実際に登場するものを食べられると嬉しいです。ジブリパークの近くにジブリ飯の再現料理を提供しているお店があって行きたいんですよね」
Sさん「食パンの上に目玉焼き乗せたやつとか本当に美味しそうなんだよね、ジブリの中に出てくるごはん。あとカルシファーの火力でベーコンを焼くっていう(『ハウルの動く城』より)。しかもすっごい良い色で美味しそうに焼けてるからこれ家で再現するには鉄のフライパンがいるな!と思って」
ーー確かに!食べっぷりも美味しそうですよね。
改めて問う、ジブリ作品の魅力
――改めてジブリのいいところや、こんなにも愛される理由とはどのようなところにあると思いますか。
Rさん「ジブリって、一発でわかる絵の魅力もあると思います。ちっちゃい頃からこの絵がジブリ、っていうのが刷り込まれてるのもあるかもしれないんですけど、どんどんCGとかが増えていくなかでもタッチが変わらないっていうのは安心感がありますよね」
ヤマ「久石譲さんの音楽も、ジブリには不可欠で愛される理由の1つになっているのかなと思います」
Kさん「個人的には、ファンタジーなんだけど等身大さもあるところです。それこそトトロももしかしたらいるかもしれないし、地下にアリエッティがいるかもしれないし、世界のどこかではラピュタみたいなことが起きるかもしれない。あるかもしれないし、ないかもしれないみたいなのを描くのがすごく上手だなと思っていて、私もそこがすごく好きだし、だからこそ愛されてるのかなと思います」
Sさん「でも絶対トトロはいますよ!」
一同「!!!」
Sさん「神社にすごい大きな木がいっぱいあるところがあると、絶対ここにトトロいるなって」
子どもからも大人からも愛される、ジブリ作品。
子どもの頃に見たことがあっても、大人になってからもう一度見るとまた違った魅力に気づけたり、敵だと思っていたキャラクターの人間味に親近感を覚えたりするかもしれません。
ぜひみなさんも、好きなジブリ作品やキャラクターについて語り合ってみてはいかがでしょうか。
(取材・文 タンタン)
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