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子どもも大人も本を読むことで、世界は爆発的に広がる
もうすぐ5歳になる息子がいるのですが、最近の彼の知的好奇心の発達ぶりに驚いています。
子供は吸収が早いというのは常識ですし、これまでもずっと実感してきたことではありました。
これまで私が見てきた発達は「早く走れるようになった!」「ひらがながこんなに書けるようになった!」という、彼自身の身体的・知的な「できること」のレベルアップでした。
最近ひしひしと感じることは、「読書や人から聞いたことの吸収力のアップ」です。そして、それに伴って、「もっと知りたい!それってどういうことなの?」という知的好奇心がぐんぐん育っているようなのです。
4歳半ば、息子は急にスラスラと文を読めるようになりました。(時期は個人差大きいですよね。)
そして、本がそれまで以上に好きになりました。本を読むと書いてあることに興味を持ち、私に聞いたりもっとほかの本も読みたがります。
「からだの図鑑」を読めば、食事中に「えいようはどうやってからだに入っていくの?この野菜はどんなえいようがあるの?」と聞く、と言った調子です。
この様子を見て、つくづく、読書が人にもたらす知的好奇心の広がりを実感しました。
そこで、ありがたみを噛みしめたのが、日本の情報の豊かさと自由さです。
息子の本好きが加速するにつれ、図書館の恩恵に今まで以上にあずかっています。保育園に行っている間に10冊も家の本が入れ替わっていると、飛び上がって喜びます。
読書と知的好奇心の関係について実感してみると、大人の本についても、日本(というか先進国)はほんとうに恵まれていると思います。
まず、表現の自由。私は2年ほどタイに住んでおり、タイは成長著しくすばらしい国でしたが、人権団体が調査する言論の自由ランキングではあまり高くない国でした。
日本ではどんな本を読むことも、その感想をブログに自由に書くこともできます。(たとえ政権批判でもです)
そして、世界で最新の考え方や技術を、日本語の本でたくさん読むことができます。
「英語ができるかどうか」で得る情報量が大きく違ってしまう、ということになりにくい。それが経済格差の問題にもつながってきていると思います。
自由に本を日本語で読めることがこんなにもありがたいこと、私の知的好奇心もきっと読書で培われている部分が多くあること、これまで意識してきませんでした。
魚に「今日の水はどうだい?」と聞いたら、「水ってなんだ?」と言う、という話があります。それと同じですね。当たり前のものには気づかない。
そんなことを、息子が本を読んで喜ぶ様を見て考えました。
自由な環境に感謝して読書しようと思います。