「面倒くさい人のトリセツ」を読んで
榎本博明氏「面倒くさい人のトリセツ」読了しました。タイトルからしてすごい本で、手に取るのも躊躇した1冊です。躊躇しつつも「読んでおいた方がいいよね」と思いつつ、恐る恐るページをめくりながら読みました。
どこの職場もコミュニケーション力が求められ、中にはチームであたるお仕事もあります。社内が一人作業でも、対外的な電話応対でやり取りする人間関係もあります。
そんな職場において、やりとりに困難をきたす相手の傾向性ごとに、対処方法を紹介しています。
なんで恐る恐る、かというと、自分のような人が紹介されていたら嫌だなあと思っていたからです。12タイプ(ネタバレになるので割愛)の「面倒くさいタイプ」のうち、いくつか「もしかしたら私、たまにこうなっているかもしれない」がありました。
いや、冷や汗ものです。反省反省。
ただ、どちらかというと自分が出会ってきた人の顔が何人か浮かぶ方が多かったです。自分をふりかえってみても、そんなにうまくコミュニケーションが取れた自信がありませんでした。
心理学の専門家による書籍であるため、5つの極意(ネタバレになるので割愛)にも納得でした。心がまえから、出会った場合の対処、そして自分のメンタルを維持する方法。なるほど、と言葉にできなかった現象と感覚が少しだけ、見えてきました。
読んでいて、職場では仕事というよりも人間関係の方が、大きなテーマなのでは? と感じます。職場を辞める原因も、人間関係が多いと聞きます。
結局は相手を変えるよりも、自分の「あり方」を整えるノウハウが多かった1冊でした。
自分の今の仕事ではこうした課題にはたまにしか出会いません。ですが出会うと仕事が止まるくらいインパクトが強いため、読んでおいてよかったです。
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