かの有名な山下先生の人生訓的な本ですが、永嶋孝一先生の書評で興味を持ち積読していた本でした。
個人的に大変勉強になったのは、プレゼンテーションの極意に関するところです。山下先生は生まれついてのプレゼンの天才かと思っていましたが(十分その要素もあると思いますが)、それはプレゼン技術の必要性を早くから理解し、意識して努力してきた結晶である、というのが驚きであるとともに反省させられるところでした。
プレゼンの機会が増えるにつれて「間を取る」は思った以上に易く行うは難しだと痛感します。内容にも自分にも自信がないと、あの空気感が怖いんですよね。
総じて人生訓として、特に同じ医師としての視点である点も含め参考になる本でした。