SNS依存すればするほど孤独になる
こんなお話ご存知でしょうか?
ガマくんとカエルくん
そして続きがこんなふうだったら…
「うん、そうなんだ。」
がまくんが、いいました。
「いま 1日のうちで かなしい ときなんだ。つまり おてがみを まつ じかん なんだ。そうなると いつも ぼく とても ふしあわせな きもちに なるんだよ。」
「そりゃ どういう わけ?」かえるくんが たずねました。
「だって、ぼく このあいだ
ぼくのしているSNSのお友達が書いた投稿にコメントしたんだ。
でもね ぼくのコメントへの返事が まだこないんだ。
友達はね 見たら少し後に いつも お返事をくれるんだ。
そしてお返事をもらえたら ぼく とても嬉しいんだ。
まえにお返事を もらったのは 今くらいの時分だったから、この時間を おてがみの時間だと 決めているんだ。
でも… 来たり来なかったりで…
来たら本当に本当に嬉しいんだ。
でも来なかったら
既読スルーで
もういてもたってもいられない。
まいにち ぼくのスマホアプリの通知はゼロで…
SNSの返事、おてがみをまっているときが かなしいのは そのためなのさ。」
あなたの幸福はどこに?
SNSを利用するほど孤独感が増すのは、あなたの日々の幸福が、SNSに左右されているから。
SNSでの返信が来たり来なかったりで、気持ちは大きく大きく揺さぶられる。
SNSに一喜一憂させられる毎日。
SNSに委ねられた幸福。
SNSがあなたの世界の中心で、
あなたは耐えがたい孤独に苛まれてゆく。
既読スルー。
返事が来ないと、がまくんのように悲しみにくれるばかり。
でも相手は既読スルーを使ってあなたを弄んでいたりするかも。
あなたは不安に駆られる。
そしてしばらくしてから届く返信。
あなたは天にも登らんばかり。
もう有頂天。
それが実際に会ったことがある人ならばまだいい。
でもそれがまだ一度も会ったことのない相手だったりしたら、見えない相手に恋さえしたりするかもね。
かわいそうな 世界中にいる数億人のがまくんたち。
幸せはスマホの中に?
あなたはSNSに支配されている。
SNSを使えば使うほど、あなたは孤独になる。
あなたはスマホを手放せない。
あなたはスマホの奴隷。
ネット上にいる無数の、友達だと、あなたが勝手に呼んでいる人たちからの返事を待ち続ける。
たくさんのたくさんのユーザーたち。
でもあなたに振り向いてくれない。
誰かがときには声をかけてくれる(メッセージを送ってくれる)。
でもそれはあなたの意中の人ではなかったりする。
孤独の条件。
孤独はSNSにある。
SNSしなければ、あなたの幸福は誰にも邪魔されやしません。
わたしもあるSNSアプリに一年以上ハマっていました。
わたしの幸福はガマくんのお話みたいなものでした。
書けば書くほど、わたし自身の孤独も深まりました。
独りであることは孤独ではないんです。
孤独は、わたしのスマホの通知画面にあったのです。
スマホの向こうの誰かよりも、
あなたのすぐそばにいてくれる、かえるくんのような本当のともだち、恋人や家族と一緒にいられるといいですね。
本当の幸福
しあわせはあなた自身が作り出すものです。
しあわせはだれかが基準であってはいけないですよね。
だれかの与えてくれる幸せばかりを待ち望んでいない毎日を、
あなたも送ることができますように。
幸せを作り出すのは、あなた自身です。