つい先ごろ、左腕に力が入らなくなり、首も左に回しずらくなりました。車でリバースするたびに首を左に回すと何となく抵抗があります。リアビューカメラ(バックカメラ)は取り付けてはいない古い車ですから。
若い頃にはありえなかった、ひどい肩こりも。調べてみると典型的な五十肩という炎症の可能性もありますが、毎日少しずつ運動することで症状が和らいでいる感覚を得ています。きっと運動不足ですね。
健全な全身への血行は健康の元。
そこで毎日できる軽い運動を思いつきました。
小学生の頃に夏休みに毎朝、早起きをして参加していたラジオ体操です。
子供のころには、なんでこんな程度の運動が役に立つのかと思っていたラジオ体操ですが、大人になってその効果を思い知らされました。「第一」と「第二」の二つある体操、そのどちらか、または両方すればとりあえずは運動不足、ストレッチの問題などは解消しそうです。
筋肉は毎日使っていないと衰えてゆきます。伸ばさない筋は硬くなります。柔軟運動しないと体は強張ります。そして毎日するということが大切。
この名言は、全ての学習に役立ち、また人間関係を構築する上でも役立ちます。
毎日誰かにあいさつする。それだけで、あなたに対してあいさつされた人はあなたに好意を持ちます。人間関係が少しずつ作られてゆきます。
毎日習慣として続けてゆくことは特別なワンオフ、一度きりのことよりも大切なことが多いのです。
習慣が何よりも大事。
英語版ラジオ体操
しかしですね、小学生のころから丸暗記しているラジオ体操をそのままするのも芸がない。ですので英語でラジオ体操をすることにしました。
幸い、YouTubeで無料で視聴できます。
ディクテーションしてみましたが、だいたいこんな感じ。
英語版の方が指示語がより具体的なような気がします。
難しい言葉は使われてはいませんが、いざラジオ体操の動作を英語に訳せと言われてもなかなかできないものです。
ビデオの英語の書き取りは、「ほう、こう訳すと伝わるのか」などと、なかなか英語の勉強にもなりました。
外国語や方言版も
さらには様々な方言版も利用出来て、また英語以外の外国語版も数多くつくられています。
英語で聴くと英語の上達にも役立ちます。
毎日聴くということで、英語耳を育てるのに最適。
習慣化が大事。継続することで、ひとは能力を技術を身に着けるのです。
なかなかスポーツを専門にされない普通の方でも取り組める運動というのは多くのはないと思うので、翻訳して外国に輸出すると人気が出るかもしれません。
こちらはイタリア語版。
韓国語やアラビア語版も見つかりましたが、とりあえずこの愉しいイタリア語版を聞いて、イタリア語にも親しみたいですね。
音楽もまた非常にわかりやすく、ピアノ譜も見つけました。音楽的にも何度聴いても飽きが来ないように工夫されています。
早速無料で紹介されている一ページ目だけ弾いてみましたが、非常にわかりやすい音楽で、ピアノなど弾いたこともなかった子供のころから知っている音楽が、こんな風だったのかと知れるのは興味深いものです。
ラジオ体操という日本文化
自分にとってのラジオ体操は昭和の文化。
しかしながら、調べると世界中にラジオ文化が普及した1920年代からラジオ体操なるものは存在していたそうです。日本以外の外国でさえも。
わたしがよく知るお馴染みのラジオ体操第一は、服部正氏 (1908-2008) によって作曲されました。
現行ヴァージョンは1951年よりNHKによる放送によって、昭和の文化の中に溶け込んだのです。さまざまなヴァージョンがありますが、どれも柔軟運動から準備運動の要素を含んでいて素晴らしい。服部さん作曲以外にもいろんなものが最近では利用できるようです。
ラジオ体操を知っていて本当によかったです。外国にはこういうものはありませんから。
「みんなでやる」という日本文化らしさゆえに普及したのでしょうね。日本の素晴らしい文化の一つなのだと私は思いました。