指小辞のお話:ヘンゼルはハンスちゃん
言葉は小さくすると、
なります。
「小さい」は必ずしも、良い意味ばかりではありませんが、「小さな言葉」は私たちの生活を豊かにしてくれる。
名前の場合、
英語では、マーガレット Margaret が
マギーMaggie
メグ Meg
ペギー Peggie
マージ Marge
ドイツ語でも、マルガレーテ Margarete が
グレートヒェン Gretchen
Greta グレータ
Gretel グレーテルにも。
こういう言葉(名前)の変化があるからこそ、わたしたちの人間関係も深まるし、楽しくなる。
指小辞ってなに?
まずは映画のお話から。
The Wild Robot (野生の島のロズ)
先日、子どもたちと一緒にドリームワークスの新作映画を見てきました。
原題は「The Wild Robot ザ・ワイルドロボット」なのですが、邦訳は「野生の島のロズ」になっています。
日本での公開は来年2025年の2月。いつもながら日本公開は遅いのです。ですので、以下ではネタバレはしません。
映画を製作したドリームワークの美術はAIの時代にふさわしく、どんなAI画像も敵わないほどの美麗の極み。
ドリームワークは「シュレック」シリーズや「トイストーリー」シリーズで有名です。
映画館の大スクリーンに鳥たちが一斉に無人島を背に飛び交うさま、舞い上がる蝶、大きな夕陽や雄大な雲など、大自然の描写は芸術的絵画を思わせるものでした。目のご馳走であるといっていいほどに。
この映画には原作があり、児童文学が原作です。
原作は図書館で借りてこられるならば、半日で読めそうな内容なので、映画とどれほど相違しているのか、あとで調べてみたいと思います。
日本人には主人公のロボットのヴィジュアルがびっくりです。
主人公のロボット、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」そっくり。
クリス・サンダース監督も「ラピュタ」を参考にしたと明言していますので、パクリではなく、オマージュといえるものでしょうか。
映画を見ながら、ずっとラピュタのロボット兵が主人公になった映画なのだと思わずにはいられませんでした。
ドリームワークスは、しばらく前にディズニーと提携したためか、映画後半はスターウォーズを見ているような思いでした。
バトルシーンの音楽はスターウォーズの「運命の決闘」音楽そっくり(これもオマージュ?)。
ガチョウの子供は?
さて、映画の中の英語で面白かったのは「ガチョウの子供」という言葉。
ガチョウは Goose。
この英単語の子供版はご存じでしょうか。
参考になるのが、鴨の子供の Duckling。
これはよく耳にする言葉ですが、Goose の子供という単語、あまり聞きません。
近所の湖で鴨の子供をよく見かけますが、もしかしたら、ガチョウの子供も混じっていたかもしれません。どれも自分の目には Duckling なのですが。
醜いアヒルの子の白鳥の子供がアヒルの群れに紛れているとすぐにわかっても、アヒルとカモの子供はよく似ているのです。
映画の中で、何度も何度も聞いた言葉は
Goose + Lingで、Gooselingではなくて Gosling(ガスリング)。
つまり Ling をつけると、子どもを言い表す言葉になるのです。
これが指小辞(Diminutive) と呼ばれるものです。
語尾につける指小辞は、特に指小接尾辞(Diminutive Suffix)とも呼ばれます。
現代英語は格変化が存在しない言葉なので、単語にもまた法則的な格変化はなく、小犬はPuppy、仔馬はPony、子猫はKitten、ライオンはCub、という具合に別の単語になってしまうのが面白くない。
なのですが、一部の単語、例えば、子豚は Piglet。
となり、指小接尾辞の -let が使われます。
この接尾辞を使った単語はたくさんあり、英語の代表的な指小辞です。
Applet(小さなプログラム Application。つまりアプリ)
Leaflet(小さな葉、若葉から派生して、小さな印刷物やチラシ)
Booklet(小さな本、小冊子。パンフレット Pamphlet と同じ、でもPamphletの語源は「Pamphilus=中世の愛の詩集」。詩集の詩が書かれた小冊子が起源。
Droplet(小さな滴、水滴)
Starlet(映画スターの卵、つまり見込みのある新人女優)
Rivulet(小川、渓流、スペルが変化しているのが面白い)
Owlet (Owl=フクロウの子)
Ringlet – (小さな輪っか、丸まった髪の毛)
Cutlet (小さくカットされたもの・豚カツ Pork cutlet の元の言葉)
Streamlet (小さな流れ)
Hamlet (小さな村・Hamはフランス語由来の古英語で村の意味。英国の Birmingham とか Nottingham とか Buckingham などと言う古い地名に名残があります)
探せばまだまだありそうですが、語尾に
がつくと、英語では小さなものを意味します。
大事なのは -let がつくと、可愛らしくなること。
愛称の場合も
語形変化がないので、英単語の指小辞はあまり面白くないのですが、名前を短くするための愛称指小辞は存在していて、
Bird → Birdy
Kitten → Kitty
Dog → Doggie
Pig → Piggy
へと変えるような -y, -ie は
と呼ばれます。
Pet Name とも Affectionate Diminutive とも呼ばれます。
英語圏の人の名前は親しい間柄だと、みんなこれで変化しますね。
愛称をさらに縮める場合もあります。
Catherine - Cathy (Cath)
Robert - Robbie (Rob)
David - Davie
Edward - Eddie (Ed)
Annette - Annie
Jessica - Jessie (Jess)
Anthony - Tony
Charles - Charlie
Bill - Billy
Thomas - Tommy (Tom)
John - Johnny
Elizabeth - Elly
Margaret - Maggie
書いてゆけばきりがないですね。
-y, -ie で終わる形にすると、親密で単純な形になるのが英語らしさです。でも親しくない人に使うとなれなれしいので、注意が必要です。
英語ネイティブの14歳のわたしの娘は、何でもかんでも名詞に -y, -ieをつけて、
などと音を伸ばして造語して、なんでも可愛らしくして英語を喋るのが彼女のマイブームなようです。
ああヘンテコな英語だらけ(笑)。
グリム童話の名前
19世紀ドイツのグリム兄弟がドイツ各地に伝わっている民話を編纂したグリム童話集には、いろんなドイツ人の伝統的な名前が出てきます。
ヘンゼルやグレーテルやトゥルーデはみんな愛称形の名前です。
ドイツ語は英語とは違い、名詞がいろんな具合に変化する言葉なので、ドイツ語の指小辞はとても面白い。
ドイツ語って名詞の冠詞の格変化が非常にややこしいのですが、慣れてしまえば、名前なども、いろいろ変化させて楽しんでしまえるわけです。
わたしは子どもの頃、グリム童話が大好きだったので、登場人物の名前をよく覚えているのですが、有名な「ヘンゼルとグレーテル」なんて名前も、実は変化形の名前。
ヘンゼルという名前は、実は聖者由来の「ヨハン・ヨハネス」が短くなったもの。
は頭のJo-がとれて、短くなって、接尾辞のSがついて
となり、さらに語尾を可愛らしくして(したがって母音も変化して)
となるのです。
つまり、「ヘンゼルとグレーテル」のヘンゼルとは、日本語でいうところの「ハンスちゃん」という意味。
日本語の「ちゃん」はもちろん接尾指小辞。
指小辞の役割は、本来持っている言葉を意味的に「小さくすること」で、小さくすることは、子どもを愛らしく呼んだりするほかにも、相手を見下して呼んだりすることにも使われるので、これもまた要注意。
グリム童話で大人がハンスという名前で呼ばれていると、たいていは馬鹿にされている農民や召使など、下級階級の人であることがほとんどです。
同じように、ヘンゼルに妹のグレーテル Gretel も「グレタ Grete」で「マルガレーテ Margarete (英語のマーガレット Margaret)」。
つまり、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテのファウスト第一部のヒロインであるグレートヒェンは、子どもの頃はグレーテルと呼ばれていたわけです。
ゲーテも子供の頃はハンス坊ちゃんだったことでしょう。
環境活動家のグレタ・トゥーンベリ(スウェーデン人)は、実は小さな頃はグレーテル(グレタちゃん)だったのかも。
ゲーテの名作「若きヴェルタ―の悩み」のヒロインはロッテ Lotte(正式名はシャルロッテ Charlotte: 英語では シャーロット Charlotte)。
グリム童話によく登場するクラウス Klaus は、ニコラウス Nikolaus が縮まった名前。ハインツHeinzはハインリヒHeinrich(英語のヘンリー Henry)。「トゥルーデおばさん」のTrudiは、ゲルトルート Gertrud。
普通の名詞もいろいろ変化して、世界中の誰でも知っている、白雪姫の継母の女王の魔法の鏡への呪文の言葉:
は語形変化のない英語では、ただ単に
なのですが、ドイツ語のグリム童話では
となって可愛らしい。
ドイツ語で鏡は「Spiegel シュピーゲル」ですが、指小辞語尾がついて「Spieglein シュピーグライン」となるのです。
-ein や -en がドイツ語式指小辞語尾。
Mädchen (女の子) は "Magd" (古ドイツ語: 英語のmaid) 由来。
「女の子」は女性名詞ではなくて中性名詞なのが面白い、と以前は思ったものですが、実はドイツ語では指小辞語尾 -enで終わると、もともとの男性名詞や女性名詞などの性別にかかわらず、中性名詞になるのでした。
Haus (House 家)→Häuschen
Buch (Book 本)→ Büchlein
Rose (Rose ばら)→ Röschen (Heidenröslein はゲーテの詩でおなじみの「野ばら」、シューベルトやヴェルナーの歌が特に有名)
Hund (dog イヌ) → Hündchen (puppy or little dog)
Blume (flower 花) → Blümchen (little flower)
Maus (mouse ネズミ) → Mäuschen (little mouse)
Kind (child 子ども) → Kindchen (little child)
Tisch (table 机) → Tischlein (little table)
Katze (cat ネコ) → Kätzchen (kitten)
Stuhl (chair 椅子) → Stühlchen (little chair)
Auto (car 車) → Autolein (little car)
Kopf (head 頭) → Köpfchen (little head)
Eule (owl フクロウ) → Eulchen (little owl)
Fisch (fish 魚) → Fischlein (little fish)
Vogel (bird 鳥) → Vögelchen (little bird)
Schwein (pig 豚) → Schweinchen (piglet)
指小辞に関しては英語よりもドイツ語の方がずっと面白い。
「赤ずきんちゃん」はもちろん指小辞付きの名前
これを英訳すると
であるはずなのに、なぜか
と伝統的に訳されています。
Riding Hood は馬に乗るためのマントのようなもの。
ドイツ語は特にこのような乗馬用の(Riding)のマントやケープのようなものを意味していないのだと思うのですが、19世紀の馬が主要交通手段だった時代に英訳されて、赤ずきんちゃんは
という誤訳(?)された名前で広く知られています。
の方が可愛いのに!
初めて「赤ずきん」の名前を英語で学んだとき、なんておかしな名前だと思ったものでした。
「英語は可愛くない」というのが、英語を何十年も学んだわたしの率直な感想です。
「可愛い Kawaii」は英語になっている日本語由来の言葉なのだけれども。
日本語の指小辞
「可愛い」の本家本元の日本語はもちろん言葉を小さく変化させることができます。
日本語話者の皆さんには釈迦に説法ですが、折角なので書いておきます。
わたしのフォロワーさんには日本語を母国語としていない方も複数名おられますので、日本語学習に役立つかも。
愛称を作るのは、指小辞語尾の「ちゃん」や変化形の「たん」。
「のり子」という女の子は、ノンちゃんになってノンタンにも。母語だと、どれくらい言葉のニュアンスで小さくなってゆくのか、すぐにわかりますよね。
「たん」は幼児語ですが、甘える女性は何歳になっても使うかも。
日本語は変化する言葉なので、指小辞もまた豊かですが、接頭指小辞を使うのが日本語らしさ。
「お」をつけると
日本語は世界言語の中でも、かなり特殊な謙譲語という使い方があります。
一般的に「お」や「ご」は美化語と理解されますが、自分を低くして(小さくして)相手を高めるという役割の
としても理解されます。
「おはずかしい」は丁寧さと謙譲をあらわしますよね。
自分を小さくするという、奥ゆかしさのある言葉。
「お若い」「お元気」「お久しぶりです」という言い方は、そのようなニュアンスは含まれない普通の丁寧語なのですが。
幼児語として「お耳」「お鼻」「お口」「お目々」「お花」「お星さま」
イヌに対する「お手」も丁寧語の一種ですが、小さく見せることで子供には親しみやすくなるので、こういう用法があるのだと思います。
「こ」をつけると
小さいの意味の「小」をつけると、日本語の場合、軽蔑的なニュアンスが生まれてしまうのが面白い。
など。
この場合の「小さい」は尊ばれないのです。
小さくして「見下す」のです。
イタリア語の音楽用語
次はイタリア語由来の音楽用語。
この変化をまとめて理解していると、音楽理解が一層と深まります。
Sonata → Sonatina / Sonatine(ソナチネ:小さなソナタ)
Aria → Arietta(アリエッタ:小さなアリア)
Concerto → Concertino(コンチェルティーノ:小協奏曲)
Canzone → Canzonetta(カンツォネッタ)
Sinfonia → Sinfonietta(シンフォニエッタ:交響曲風の管弦楽曲)
Opera → Operetta (小歌劇・軽歌劇:オペレッタ)
という具合に、音楽を勉強された人には親しまれている用語がずらり。
でも言葉の意味がよく理解されていないことはよくあるのです。
イタリア語の語尾変化は多彩で、名詞の性によっていろいろ異なります。
アレグレットとアンダンティーノ
ここで問題です。
音楽用語の中でも、特にややこしいのがこの速度表示の言葉。
Allegro → Allegretto
Andante → Andantino
と小さくなるのですが、速度の場合、速まるのか、遅くなるのか?
アレグロとアレグレットはどちらが速いのでしょうか?
アンダンテとアンダンティーノは?
速度表示のイタリア語は音楽家泣かせです。
。。。
。。。
。。。
アレグロは「気持ちよく、心地よく」という意味で、「気持ち良いテンポ」が「速い」テンポと解釈されるようになったもの。でも
とは、どういうことでしょう?
答えは、
より気持ちがいいのは「のんびり行こうよ」ということでしょうか。
全ての新しい交響曲の中に必ず新機軸を取り入れた交響曲作曲家ベートーヴェンは、バロック時代のようなリズム要素を交響曲において駆使した、第七交響曲と第八交響曲の第二楽章をアレグレットに指定。
アンダンテよりも速くて、アレグロよりも遅いテンポが求められています。
速い第一楽章と対になる第二楽章は、普通はゆっくりなアンダンテか遅いアダージョなのですが、拍節感はテンポがあまりに遅いと死んでしまうので、ダンスのようなリズム要素がハイライトされている、特殊な曲の性格のため、こういう速度表示になったという特殊な例です。
次にアンダンテは「中庸の」という意味で、「歩く速さで」と意訳されますが、厳密には誤りです。
アンダンテは「普通の」速度という意味。
でも
と基準が分かりづらい。
アンダンティーノは普通よりも「少し速く」とも「少し遅く」と解釈されますが、具体的なテンポ指定は演奏者に委ねられます。
でも実際のところ、アンダンティーノなんて曖昧な速度表示はめったに使用されませんでした。
一部の原典版ではない,19世紀や20世紀に編纂された楽譜では、モーツァルトのピアノソナタの緩徐楽章には「アンダンティーノ」と書かれていることがありますが、原典譜に照らしあわせてみると誤った表記です。
アンダンティーノが確実に速度指示として使用された例は、シューベルトの後期三大ソナタのひとつの第20番イ長調の第二楽章。
ドラマティックで悲劇的な第二楽章は大抵はアンダンテよりもゆっくりとしたテンポで演奏されます。
世界最初にシューベルトのピアノソナタ全曲録音を成し遂げた、定評あるヴィルヘルム・ケンプの録音はとてもゆっくり。
アンダンテよりも遅いけれども、アダージョよりは速めというテンポ。
これがアンダンティーノ。
イタリア語の一般的な指小辞
音楽用語でイタリア語感覚がつかめたと思いますので、今度はもっと一般的な用法を見てみましょう。
これを知っていると、イタリア語はとても面白い。イタリア語はほぼローマ字読みで発音できます。ローマはイタリアの首都ですからね。
一般的な接尾語の形
-ino / -ina もっとも一般的な指小辞語尾
Libro (本:book) → Librino (小さな本:little book) 英語のBooklet
Casa (家:house) → Casina/Casino (小さな家:little house):のちに賭博場のカジノにも。「社交のためのちょっとした家」の意味が変容して「 ギャンブルなどを楽しむ家」に。
-etto / -etta もっと可愛らしい意味合いを含む
Panino (サンドウィッチ:sandwich) → Paninetto (小さなサンドウィッチ):英語では複数形の Panini がイタリア式サンドウィッチを意味します。
Gatta (猫:cat) → Gattina (子猫:kitten)
-ello / -ella もっと愛情を込めた言い方
Cavallo (馬:horse) → Cavallino (仔馬:little horse or pony)
Stella (星:star) → Stellina (小さな星:little star) 童謡「きらきら星」は「Brilla Brilla La Stellina」(英語ではTwinkle Twinkle Little Star)
-uccio / -uccia さらに愛情と親愛さを込めた言い方
Ragazzo (少年:boy) → Ragazzino (男の子:little boy)
Mano (hand) → Manina (little hand)
Pino (松の木:Pine) → Pinocchio (小さな松の木、松ぼっくり:松の木で作られた操り人形が「ピノッキオ」)
まとめ:
言葉は指小辞によって姿を変えることで、良い意味で親しみを込められる形に変容もすれば、悪い意味で引き下げたりもするのですが、英語でいうところの
を与えてくれる素敵な言語表現だと思います。
Endearment(動詞はEndear) という英単語は、わたしが好きな言葉です。
という言葉。
この言葉をわたしは学生時代にビートルズのラヴソング
から学びました。
それ以来、大好きな英単語。
次の動画のウクレレ・ヴァージョン、大好き。
どこか舌足らずで本当に可愛い歌い方。ラテン(スペイン語)系の方だからか、はっきりとした発音で。語尾を英語ネイティブのポール・マッカートニーよりもずっと明瞭に、英語を崩さないで歌っている姿勢に好感が持てます。何度聴いても素晴らしい。
再生回数300万回以上であることも頷ける素晴らしい名唱。
ビートルズは20世紀の古典ロックバンド。いまでは彼らの唄はこんな風にいろんな解釈で歌われるべき。永遠の古典ラヴソングです。
現代英語は変化に乏しい、孤立語系の言語なのだけれども、Dearという特別な名詞を動詞化させて、言葉に「動き」を与えることでより意味が深くすることもできる。
英語の指小辞はあまり面白くないけれども、英語には英語なりの造語力があることは素晴らしい。
わたしには語形変化に富んだドイツ語やイタリア語の方がずっと興味深い言語なのだけれども。
言葉の違いって面白い。
おまけAI画像:
ちなみにAI画像を作成するとき、プロンプト(AIへの指示)に
と書き込むと、画像に「指小辞」的な意味合いを付け加えることができます。
「Chibi=チビ」という言葉もまた、AI画像生成時代の新しい指小辞 (Diminutive for AI Image Generation) なのですね。