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「まだ」から「いま」へ〜谷川俊太郎さんの本を手に取った理由〜
年末年始に 本を読もうと
候補を 探していた
実用書 ビジネス書
レシピ本も いいかもしれない
気になった 小説を
この機に 手に取るのも
いいアイデアのように 感じた
しかし
だめだ
どうにも意欲が 沸かない
心が ついてきてない感覚だ
ハーバード流も スタンフォード流も
chatGPTも 生成系AIも
バズレシピも つくおきも
何かが 違う
受け付けない 感覚があった
*
どうして
実用書を 買うのだろうか
確かに 知識は手に入るけれど
自分が 足りないことを
認めることに なるのに
どうして
ビジネス書を 手に取るのだろうか
確かに 新たな視点に立てるけど
自分が 欠けていることに
気がつく だけなのに
どうして
レシピ本を 探すのだろうか
確かに やり方を知れるけど
自分が 出来ないことを
知る だけなのに
*
わかった
まだ 足りないこと
まだ 欠けていること
まだ 出来ないこと
まだ まだ まだ
そんな わかりきったことは
「いま」はもう たくさんなんだ
毎日 いろいろなところで
感じている ことだから
僕が「いま」 ほしいのは
そういうのじゃ ない
僕が 足りないことでは ない
足りてなくても
満ちることを 知りたい
僕が 欠けていることでは ない
欠けていても
輝けることが 知りたい
僕が 出来ないことでも ない
出来なくても
価値があることを 知りたい
*
この日 書店に並ぶ
たくさんの本を 眺め
心が 動いたのは
谷川 俊太郎さんの本
きっと ここに
「いま」必要なものが あると
そう直感が 告げた
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