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心理的安全性という 闇鍋

高校生の頃 闇鍋をした

10人くらいが あつまり
おのおのが 面白い食材を持ち寄った

僕が買ったのは ワインらっきょう
なかなか いい選択だったと思う

うろ覚えの記憶だけれど その他に
納豆 と ハンバーガーは入っていた

面白さを 追求してできた鍋は
なんだかよくわからない味に なった

✳︎

半年間の間 
月一回の対話を続けた

区切りが 良かったので
対話をはじめてから 
私たちがどう変容したのか
それをふりかえった

あきらかに 警戒がとけ
話せる場へと 変わったことが
みんなの言葉からも 認識できた

流行りの言葉にするなら
心理的安全性の高い場 という
ことになるのかもしれない

もちろん 場のルール作りなど
事前に仕掛けられる部分も 多くあるが

この経験で 気づいたことは
役割を持つことの 効果だ

✳︎

対話は テーマを決めるのではなく
コレクティブストーリーハーベスティング
という手法を使った

一人の 話し手の物語を
多様な視点で 解釈して
そこからの学びを 収穫する手法

これを 全員でまわした

そうすることで 結果的に
自分が場の空気を作り 学びを創った

つまり

ひとりひとりが 話し手という
役割を持ったのだ

役割を持つ効果 というのは
参加する ひとりひとりが

場の安全性の創造に 貢献できたという
実感が 持てるところにある

自分はここで 安心していいんだ

そんな自信にも似た
安心感がつく

これが 
安全性を高めた

✳︎

心理的安全性は
何を言っても大丈夫な場と
表現されたりするが

では なんでもかんでも
役割があり 貢献があればいいのか
というと そうではない

その貢献を 貢献として
聞き手が 受け取れなければならない

そのためには
場を作る誰もが 良い場にしよう と
意識していると 信じることが大事だ

この意識があってこそ
場で生まれたものが 貢献として
聞き手に 扱われるようになる

この仕組みも
安全性を高めたのだ

✳︎

何でも 安心して話せる
心理的安全性は

闇鍋を美味しく作ることに
似ている

ポイントは2つ

ひとつ目は
美味しい鍋を作るといった 
意識合わせすること

高校生の時の闇鍋が 失敗したように
なんでもかんでもでは ダメだ

おいしい鍋にしよう

場の方向性が揃ってこそ 
闇鍋は 美味しくなる

ふたつ目は
個々の食材が活きるような
場の中の役割を作ること

どれかが 主張しすぎたり
味が偏ると 食材の良さを失う

場にある全てを 活かし合うことで
闇鍋は 美味しくなる

いただけたら、とてもうれしいです!サポートは、台紙となるマーメイド紙、絵に使う画材、額装、などの道具代に還元させていただきたいとおもいます。