ジョセフ・ヒース著「啓蒙思想2.0」は通勤時に合う
今朝の通勤本
ジョセフ・ヒース著「啓蒙思想2.0」早川書房.2022.3
頭と身体が疲労してる金曜朝にカツを入れ、目を覚ますのにぴったりの一冊。
13章を少しずつ読み進めるのが、私にはよいみたい。認知バイアスとは、などなどが沁み込む。
本書によると人の脳内は、クルージ(ありあわせの集積物)で成り立つという。
そして人は属する集団のバイアスを受けて暮らす。
本書の啓蒙思想は、次の2つの鍵を重要なヒントとする。(p.540)
・制度的環境を整備する(=行動変容につながるナッジの活用推奨)
・スロー・ポリティクスの制度(理性が淘汰されるための「間」を再建する)
わたしの読み方
・反則っぽいが、解説から読む。
・本文を、(本当にそうだろうか?)と自分の内側で検証しつつ読み進める
・モヤモヤしたり、爪を立てられた箇所は、どんどんメモを挟む(後で振り返る)
・腑に落ちる箇所があればメモをする
噛み砕くのに時間がかかる読み物をゆきつ戻りつするのも、また愉し。