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【2024年相続】タンス預金は税務署に見つかる?バレる仕組みを3分で解説!


タンス預金とは、「使ったことにして、ひそかに貯めているお金」のことです。

相続税の申告をする際には、全ての財産を記載しなければなりませんが、このようなタンス預金を隠したまま申告してしまう人がいます。

税理士等にも言わず、ひそかに隠しているわけですが、税務調査で見つかると重加算税や遅延金をとられてしまいます。

今回は、税務署がどのようにしてタンス預金を監視しているのか・・というお話です。

国税総合システム(KSK)

国税庁の国税総合管理システムでは、皆さんの所得額や納税額を情報処理していて、様々な分析を行っています。

過去の年収に応じて、皆さんの預金額を膨大な統計と比較し、死亡時にどれくらいの現金預金を持っているかを予測することができるということです。

金融機関等と連携することで、より詳しい調査も可能ですから、お金の流れを全て把握した上で調査に来ると思った方が良いでしょう。

故人の資産推定

仮に、国税庁側で「この人は1億円くらいの貯金があるはずだ」と予測したとします。

ところが、その人が亡くなり、現金資産が100万円しかないと申告してきたらどう考えるでしょうか。

「どこかに隠しているのでは?・・」と怪しく思いますよね?

このようにして、国税庁は長期スパンでの現金保有量の目安を持っていて、大きくズレがある人に対して調査を行うと考えれば良いでしょう。

注意点と補足

タンス預金の額が小さい場合には、国税庁もタンス預金の把握は難しくなります。

少額な違反に対して、わざわざ調査しにくる可能性も低いでしょう。

しかし、別の理由で調査が入る可能性もありますし、そもそも申告しなくてはいけない資産ですので、申告すべき財産はしっかりと記載しましょう。

まとめ

タンス預金は、その金額が大きい程、見つかる可能性が高いと考えるのが賢明です。

合法的に相続税を抑える方法は存在しますので、正攻法での対策を行うのが一番です。

良い相談先をみつけて、しっかりと準備していきましょう!

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