【2024年相続】相続トラブルは意外と身近に発生する!?隠し子や失踪者、遠い親戚など実際にあった事例をもとに対策しよう
相続を題材にしたTV番組では、遺産トラブルの話がよく取り上げられます。
TVでの話は、滅多にない事例に思えるかもしれませんが、実際に相続コンサルの仕事をしていると、一定の頻度で驚くような事例に遭遇します。
まるでドラマや小説のような話もよくありますので、ダイジェスト的にご紹介してみたいと思います。
隠し子は意外にいる!
「実は隠し子がいた!」といった急展開は、TVドラマや映画のシナリオではありがちですよね。
現実世界ではあまり無さそうな話ですが、実際のところ、家族も知らなかった事実として隠し子が発覚する事例は複数ありました。
隠し子の発覚は、他の相続人の取り分を減らすことにもなるので、大きなトラブルの火種になります。
失踪者も意外にいる!
日本では、年間約8万人前後の人達が行方不明者として警察に届けられています。
相続相談案件においても、家族の誰かが失踪しているケースは意外に多いです。
失踪していた人がひょっこり現れたり、遺留分の請求をしてきたりすると、各相続人の取り分に影響してきますので、これが争いの火種となります。
天涯孤独の大金持ち
大地主のお年寄りには、意外に天涯孤独なケースをお見かけします。
妻や子供もおらず、兄弟にも先立たれてしまい、誰も跡を継ぐ人がいないと言うのです。
大地主でありながら、親族に財産を受け継ぐ人がいないとか、財産を渡したい身内がいない状況の方もいました。
このような場合、遺産トラブルは起きそうもないのですが、いざ相続が発生すると、どこからともなく遠い親戚を名乗る人物が現れたりして、トラブルに発展するのです。
まとめ
どのケースのトラブルを見ていても、きちんとした遺言書を作成していれば防ぐことができた事例ばかりです。
遺産トラブルは、悪い言い方をすれば「財産の奪い合い」ですので、事前の対策によってその火種を消しておくことが大切です。
遺言の作成は、この火種を消すために最も有効な対策なのです。
専門家に相談しておけば、事前に相続人の調査を行うこともできますし、相続トラブルを防ぐことができるでしょう。