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【業界比較!】絵を仕事にするなら【メリット・デメリット】
おはようございます。蒼透です。
もうすぐバレンタインデーですね♪
でも、今日の話もまた、バレンタインデーとはまったく関係のない、お仕事のお話です!
僕のnoteは基本、絵描きさんや将来プロの絵描きさんになりたい人向けに書いています!
そして、自分自身が過去に思っていたことですが、
「絵を仕事にしたいけれど、どの業界がいいんだろう??」
ということです!
自分はゲーム系に現在所属していますが、今自分はそれに納得はしていますが、他の系統・・アニメーター、漫画家、同人作家、フリーランスイラストレーターなど様々ありますが、他の絵の職業はどんな感じなんだろう?といつも常々興味を持って、機会があれば調べていました!
正確な統計では無いのですが、僕が絵を仕事にして18年近く経つので、その中で知り得た話をダイジェストに圧縮して、今日ざっくりお伝えします!
若い人でまだ将来どうするか決めていない人や、現在の仕事に不満を抱えていずれ絵の業界に転職したい人、今回の記事必見です!!!
それでは、目次です。
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①職業:アニメーター のメリット・デメリット
②職業:漫画家 のメリット・デメリット
③職業:同人作家 のメリット・デメリット
④職業:フリーランス のメリット・デメリット
⑤職業:デザイナー のメリット・デメリット
⑥職業:ゲームデザイナー のメリット・デメリット
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①職業:アニメーター のメリット・デメリット
<メリット>
・絵を描く機会がとても多い
・自分の描いた絵がテレビや映画館などでお披露目される機会がある
・画力が上がるので、他の絵の業界に転職する際に大きな武器となる可能性が高い(大きな経験となる)
<デメリット>
・給料が極端に安い。初任給0~3万円ということもありえる
・長時間、膨大な枚数を描かないとまともに給料が得られないので、身体を壊しやすい
・お金的にも時間的にもとてもハードなので、辞める人もとても多い
・会社員ではなく個人経営扱いされる場合がほとんどで、税金の支払い、社会保険の加入は自分で行わなければならない
※アニメーターの実情については、過去記事でも取り上げていますのでよければそちらもご覧ください
↓
②職業:漫画家 のメリット・デメリット
<メリット>
・自分の絵・自分の考えたストーリーを世の中に見せることができる
・上手く行けば、アニメ化、ゲーム化、小説化などマルチメディア展開され、莫大な富を得ることができる
・売れっ子になった場合は年収1000万超えも夢じゃない(うちの会社で過去に漫画家に転職して、そういう状態になっている人が1人居ます)
・単行本の売上で印税を得て、給料以外の収入を得られる
<デメリット>
・まず、出版社(集英社、小学館、講談社など)の編集部に持ち込みし、連載会議に乗らないと掲載してもらえない
・雑誌に掲載されるまではギャラが出ない(給料0万円)
・会社員ではなく個人経営なので、原稿を落とす(納期に間に合わない)、連載が終了する、などした場合は給料0万円
・アニメーターと同じく、長時間絵の作業をするので身体を壊しやすい
③職業:同人作家 のメリット・デメリット
<メリット>
・②の漫画家と異なり、自分がマンガを出したいと思ったら、同人イベント、ネット同人(DLsite、FANZAなど)、AmazonKindle、自分のSNS、Webサイトに掲載することができる
・自分の好きなタイミングでマンガを掲載して良い(誰からの許可も不要)
・出版社にマージン(利益の差金、もうけ)を取られることなく、直接自分が利益を受け取ることができる
<デメリット>
・完全に実力主義で、実力が無ければお金も得られない
・漫画家・アニメーターと同じく、個人経営なので各種保険手続き・税金の支払いは自分で行う必要がある
・同人市場のブームの移り変わりが激しいので、それに乗れないと売れなくなる可能性が高い
・会社に所属しているわけでないので、宣伝活動は自ら行わなければならない
④職業:フリーランス のメリット・デメリット
(③とほぼ同じ内容になります)
<メリット>
・自分の好きなタイミングで創作物を発表して良い
・形にとらわれることなく、マンガ、イラスト、アニメーション、小説、Youtube配信など、どういう創作をしても良い
・創作物で得た利益を会社に取られることが無い
<デメリット>
・自己管理能力が必須(スケジュールを立てられない、すぐにサボってしまう、という人には全く向いていない)
・実力がなければお金が入ってこない
・宣伝活動・仕事を得るための活動(営業)を自らが常に行う必要がある
・誰かから依頼された絵を描く場合は、結局会社に所属して絵を描くことと変わりが無い(完全に何もかも自由、というわけにはいかない)
⑤職業:デザイナー のメリット・デメリット
<メリット>
・会社所属なので、毎月安定した収益を得られる
・会社所属なので、周囲の人からサポートを受けて学ぶことができる
・自分の創作物が世に広く発表される可能性がある
・会社内であらたな人脈を作る機会がある
<デメリット>
・会社のルールに従わなければならない
・自分の好みでないものを作らないといけないこともある
・残業や休日出勤もある
・自分の実力が高くても、それが直接給料に反映されるケースは滅多にない
⑥職業:ゲームデザイナー のメリット・デメリット
(⑤とほぼ同じ内容になります)
<メリット>
・毎日、ゲームのデザインに関わることができる
・会社所属なので、毎月安定した収益を得られる
・会社所属なので、周囲の人からサポートを受けて学ぶことができる
・自分の創作物が世に広く発表される可能性がある
・会社内であらたな人脈を作る機会がある
<デメリット>
・会社のルールに従わなければならない
・自分の好みでないものを作らないといけないこともある
・残業や休日出勤もある
・自分の実力が高くても、それが直接給料に反映されるケースは滅多にない
⑦まとめ・さいごに
絵に関係する仕事は、日本ではさまざまな職業があります。マンガもアニメもゲームも、クールジャパンと言われるほどに、海外からそれ目当ての観光客も訪れるレベルに、日本国内外から非常に注目を集めている産業・媒体と言えます。
だからこそ、他国よりも断然、絵を描く仕事・需要は多いです。これは、絵描きさんにとってとても大きなメリットです!
また、「絵を描く」という行為は、医療、介護、食品の製造・販売、生活必需品の製造・販売、インフラ整備などと異なり、それ自体が存在しなくても人は生きていくことは可能です。つまり、「絵を描く」という行為はまさに、娯楽・エンターテイメントです。
そういう仕事が存在し続けているということは、日本や周辺に戦争が起きておらず、平和な環境であるということです。(今、日本が戦争が起きている真っ最中であれば、娯楽なんて行っている余裕は無いですよね?)
というわけで、「絵を描く」ことが仕事にできるということは、極めて幸せな環境だと僕は思います。
ここまで述べた通り、その絵を描く仕事でも、日本では幅広くジャンルが存在します。なので、今日お話したことで、ご自身に合っている道を探していただけたら良いと思います。
また、漫画家を目指していたけど今はデザイナーをやっている、とか、会社員だったけど辞めて同人作家 兼 Vtuberやっている、とか、アニメ会社行ってたけど今はゲーム会社で働いている・・など、働き方は自由です!向いていなかったら転職すればいいんです!僕が10社以上転職したように。
ただし、働ける期間は有限です。50代より40代の方が有利、40代より30代の方が有利、30代より20代の方が有利・・と、人間もまた、賞味期限のようなものが確実にあります。それが絵描きの場合は特に顕著です。(過去記事でもこの件は大きく取り上げていますので、興味があればご参照ください)
たくさんのクリエイターさんが居て、今の日本のエンターテイメントが成り立っています!ゲームもアニメもマンガも、多くの人が1枚1枚描いているから、そのコンテンツが成立しています!
是非あなたも、クリエイターになりたい気持ちがあるなら、今日お伝えした何かしらの業界でその気持ちを形にして行きましょう!!
僕ももちろん、今後もたくさん形にして行きます!!
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