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サンキャ哲学から見る世界の成り立ち

こんにちは、Southsideです。

今回はサンキャ哲学から見る世界の成り立ちについてです。

ヨガ哲学もサンキャ哲学も、情報量、内容ともに膨大過ぎて現世では学び切れる気がしないのですが…

何よりも歩み寄っていく姿勢が大切だと思うので、食らいついていこうと思っています。(決心)

『サンキャ哲学から見る世界の成り立ち』については、ヨガを学んでいくには避けては通れない内容だと思うので、今までの大学の授業や、ヨガやアーユルヴェーダを深い学んでいる方々が講師のシュラッダーヨガインスティテュートの講座、本などの情報を通しての現状の理解のアウトプットとしてここに記録しておきます。

サンキャ哲学とは?

サンキャ哲学とはインド古典的六派哲学の1つであり、ヨーガ哲学も6つの中に含まれています。
6つの哲学では基礎的な部分が共有されています。

ヨーガ哲学は紀元前2世紀頃にパタンジャリ大師によって確立され、『ヨーガスートラ』にまとめられています。
サンキャ哲学は紀元前350~250年頃に聖師カピラによって確立され、4世紀ごろにイーシュヴァラクリシュナによって『サーンキャカーリカ』にまとめられました。

ヨーガ哲学とサンキャ哲学の大きな違いはイーシュワラ(神)の存在の有無にあります。
ヨーガ哲学ではイーシュワラ(神)の存在を認めており、プルシャ・プラクリティ・イーシュワラの3元論を説いていますが、サンキャ哲学ではイーシュワラの存在は認めていません。

開展する24の原理

このように、イーシュワラ(神)の存在を認めていない、ヨーガ哲学よりも現実主義的な部分があるサンキャ哲学には、開展する24の原理があります。
人間や動物、自然を含めた万物の成り立ちについて以下のように説いています。

それでは上から順番に見ていきましょう。

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