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【お料理】 ふろふき大根 (調理時間:40分)
・定番の家庭料理だからこそ、奥深い。
・お味噌を楽しむお料理。
「大根は偉い。」
料理研究家・土井善晴先生は、著書にそのようなニュアンスのことを書かれていました。
実際に、大根の季節になり、手にとって調理してみると、なるほど、確かに大根は偉い。捨てるところが無いのですね。
そんな大根の中でも、家庭料理の定番・ふろふき大根。
私は、このお料理はお味噌を楽しむ料理だと思っています。
作り方は数多あり、味噌次第では無限大のレシピになる、まさに奥深いお料理のひとつです。
☆材料はこちら
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● 大根の煮物
・大根
・昆布
・水
● ふろふき味噌
・味噌
・柚子
・砂糖
・みりん
柚子は手に入れば、で構いませんが、やはり柚子の有無でこのお料理の美味しさは変わってくると思います。
お味噌に関して、私は赤いお味噌を好んで使いますが、白味噌でも上品な美味しさに仕上がるはずです。白味噌を使う場合は、お砂糖は入れなくてもよいと考えます。
まずは皮を剥いた大根を輪切りにし、中央にミッフィーちゃんの鼻と口のような形に隠し包丁を入れたら、昆布を敷いた鍋の中に入れ、大根が被るぐらいの水を入れます。
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初めは強めの火にかけ、沸騰してきたら弱火にし、蓋もしくは落とし蓋をして、竹串が通るぐらいの硬さになるまで煮込みます。
その間に、お味噌を準備します。柚子の皮を軽く擦りおろし、果汁を搾っておきます。
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小鍋にお味噌を入れ、柚子の果汁、みりんとお砂糖(だいたい味噌大さじ2に対して、みりんとお砂糖は大さじ1ぐらい)を入れ、火にかけます。
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焦げ付かないように混ぜ、水分が飛んで、もったりとしてきたら出来上がりです。
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炊いた大根の上に乗せ、擦りおろした柚子皮を添えたら、とても可愛く、冬の香りが嬉しいお料理の出来上がりです。
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何日かは日持ちもするので、大根一本を炊いておいて、毎日食べるのもいいですね。
こういったお料理は、飽きずに毎日でも食べたくなります。明日は白味噌でも、作ってみようかな。