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永遠のライバルであり仲間
昨日閉幕した北京オリンピック。
多くの感動とともに勇気や希望を与えられた17日間だった。日本は冬季オリンピック至上最多の金メダル3個、銀メダル6個、銅メダル9個と合計18個のメダルを獲得した。
先日僕のnoteでも投稿したが、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手の演技は感動に包まれ、昨日行われたエキシビションでは「春よ、来い」を演じ切った。羽生結弦選手にしか作れない、彼のすべてを詰め込んだ、そんな世界観だったなと感動した。
カーリング女子は初の銀メダル獲得。ロコ・ソラーレのチーム力の高さや暖かさから選手たちのチームとしての強さが生まれ、試合中の重圧や厳しい環境の中でも勝ち進み、銀メダルへと繋がったのだと思った。「ナイッス~!」の掛け声も話題になった。試合中に聞こえてくる選手たちの会話がまた魅力の1つだと感じる。「笑顔」も選手たちの武器になっていたのだと思う。
🗣 そんな中、注目していた競技があった。
4年前の平昌オリンピックで金メダルを獲得した小平奈緒選手の女子スピードスケートだ。当時、小平奈緒選手は500mで金メダル、1000mで銀メダルを獲得した。今回の北京オリンピックでは惜しくもメダル獲得とはならなかったが、その裏で小平奈緒選手とある人物との関係性が話題になった。
それは小平奈緒選手とイ・サンファ選手(2019年現役引退)である。イ・サンファ選手は2010年のバンクーバーオリンピック、2014年のソチオリンピックと2度、金メダルに輝いている。2人は小学生の時から知り合いで大会を重ねる度に親友となった。そんな2人の関係性が話題になったのが2018年の平昌オリンピックである。この大会で小平奈緒選手はオリンピック新記録をたたき出し会場の観客たちは大きな歓声をあげた。しかし小平奈緒選手はレース直後、口元に指を当てて「次のレースの人のため、どうか静かに。」とアピールした。その直後に滑ったのがイ・サンファ選手。最終結果は小平奈緒選手が金メダル、イ・サンファ選手が銀メダルとなった。レース後、2人は抱き合い涙を流しながらお互いをたたえ合った。その姿に会場は感動に包まれ、拍手と歓声が響き渡った。
そして2022年の北京オリンピック。小平奈緒選手は日本代表選手として、イ・サンファさんは北京オリンピック解説者として迎えた。小平奈緒選手の500mのレースで金メダル連覇が途絶えた瞬間、解説席にいたイ・サンファさんが号泣している姿がテレビカメラで映された。
2021年に刊行された新訂「新しい道徳3」(東京書籍)の教科書にこの2人をテーマにした教材が掲載されている。中学3年生が学ぶ内容として道徳の教科書に載っているのだ。タイトルは『ライバルどうしの友情——スピードスケート 小平奈緒と李相花』。生徒たちに考えてほしい観点として「心から信じ合える友を」というテーマもつけられているという。教科書で扱われるということはライバル同士の友情が今後も長く語り継がれるのだと思う。
小平 奈緒選手は試合後Instagramで、
成し遂げることはできずとも、自分なりにやり遂げることができたと思っています。(一部中略)心も身体も、今ここにあるものは全て使い果たせたと思います。4年間全てを含んで、弱みを抱えながら挑むというのはとても苦しかったです。最後の最後まで、本当に試される事が多くて、自分が今どうあるべきか、目の前のことにどう向かうべきか思考を巡らせる日々でした。「受け入れる」それが最大の処方箋でした。生きている限り、生きることに向かうことで見えてくる未来もきっとあると思います。カタチには何も残らない五輪でしたが、この先もそよ風のように「あっ今の風心地良かったな」と思っていただける存在でいられたら幸いです。
李 相花(イ・サンファ(이 상화))さんはInstagramで、
私たちが夢見てきた高い場所に、私たちの名前が並んでいることを忘れないで。初めて出会った10代の時から今まで、私たちはよくやってきた。私たちは永遠のオリンピックチャンピオンです。お疲れ様、よくやったね。おちゅかれさまだよ。
とそれぞれ投稿している。
2024年にはパリオリンピック、2026年にはミラノオリンピック、2028年にはロサンゼルスオリンピックが開催される予定である。
人生で1度くらいは、なまでオリンピックを観てみたいな。