見出し画像

「考えすぎてしまう」の原因と対処法

トラウマや不安、生きづらさを抱えている人は、「今ここに生きること」が苦手です。

どこにいても、誰といても、なにをしていても。

思考は、過去や未来へと引っ張られていってしまいます。

気づけば、いつも悩んでいることを、また際限なく悩んでしまっている。

友達といても。
お出かけをしていても。
キレイな景色を見ていても。
おいしいご飯を食べていても。
家族や子どもと過ごしていても。


悩むことを、やめることができません。
止め方がわかりません。

どんなときでも、過去のことを考えて苦悩し、未来のことを考えて不安になります。

身体はいつも、危険を感じて、警戒状態になっています。

その状態があまりにも長くつづくと、「警戒状態にいること」が普通となり、リラックスしたり、幸福感や安心感を感じることに対しても、警戒状態になってしまいます。

つまり、リラックスや幸福感、安心感を感じている自分に対して不安になってしまうのです。


リラックスしたらいけない。
いつどこで、どんな危険がやってくるかわからない。
ガードを下げてはいけない。
常に警戒していなければ。
常に最悪の事態に備えておかなければ。


いつのまにか、不安であること、心配であることが通常状態となってしまい、そうでないときが「異常事態」であると、捉えるようになってしまいます。

これは、わたしたちの脳の仕組みであり、また自律神経系の自然な働きです。


では、どうやって、このパターンを変えていけばいいのでしょうか?

ここから先は

459字
この記事のみ ¥ 150

もしこの記事が気に入っていただけましたら、お気持ちで結構ですのでサポートいただけると、飛び上がって喜びます!いただいたサポートは、これからも表現をつづけていけるようになるために、大切に循環させていただきます。