映画の話327 ロッキー
誰もが知るあの音楽と、誰もが知るシーンの映画なので、何度も観た気になって、でも、よく考えてみるとたぶん通しで2回ぐらいしか観ていない、という、自分の中でメジャーでマイナーな映画です。
そして見直してみると、あらすじもわかっていて、ベタな展開なのに、やっぱり泣いてしまうのは、シルヴェスター・スタローンの無骨で粗い演技と、タリア・シャイアのシャイで繊細な雰囲気が絶妙にマッチしているからなのか、やはり努力、苦闘、そして傷だらけの勝利というストーリーが普遍的だからなのか、圧倒的な映画音楽の素晴らしさが原因なのか、わかりません。
誰もが知りすぎて、強いアメリカの象徴でしょと言われたり、単純すぎるストーリーと言われたりしながら消費されし尽くしているはずの映画なのに、何も色褪せていない、やっぱり名画だと思います。
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