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青春の後ろ姿#155 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜超マイナークラブが新聞に載った話

 高1でたまたま割り当てられた「万葉 古今 新古今クラブ」が意外と楽しく、2、3年生では自ら希望しました。何せ人気のないクラブでしたから確実に入れました。

 高3の時、文化祭で何か出し物をしようということになり、「万葉集」の和歌を現代詩に解釈して、さらに脚本を書いて、人形劇をすることになりました。現代詩も脚本も人形も、全て自前で準備します。クラブ員が3人しかいなかったので、クラスの友達を無理やり手伝わせてやりました。何の和歌で人形劇をしたかというと

熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな

という、額田王の和歌です。脚本は私が書きました。

 文化祭2日目だったか、読売新聞の記者さんが取材に来て、何と新聞に写真入りで載ったのでした。

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