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失われる命と向き合う人々

 この文章は、生徒たち(高校)に向けて、4/22に配信したものです。

 おはようございます!

 みなさんの中で
NHKスペシャル「看護師たちの限界線~密着 新型コロナ集中治療室~」
を観た人はいますか?

 コロナ担当部署のICUに入っている看護師さんたちに密着取材したものです。

 私たちがのんきに「緊急事態宣言やっても何も変わんなくね?」と話したり、大きなくしゃみをしたり、大変だ大変だとイライラしたり、マスクをしないで電車や飛行機や飲食店で暴れたり、マスクをしていないおじさんに帰れコールを浴びせたりしている最中に、こんなにも黙々と自分を追い込んで、失われる命に立ち会い、深く傷つきながら、それでも戦い続けている人たちがいるんですね。

 自宅にも帰れず、誰かと会ったり、出かけたりすることもできず、都が用意したビジネスホテルに帰り、また病院に出勤して、軽症で元気に会話していたコロナ感染の患者さんが数日後には亡くなり、自分は胃が出血しながらそれでも続けようとし、でも、ひとりまたひとりと職場を去り、人手が足りず、妊娠7ヶ月の看護師さんが応援に駆けつけ臨月になるまでコロナ病棟に入り、68才の元看護師の方が再び職場に復帰し、でも病院はコロナ以外の人の受診が激減し、ボーナスは4割、6割カットされ、それでも生還する可能性の低い患者に寄り添う。

 なぜ?

 生徒のみなさん全員に観てほしいです。特に将来医療関係に進みたいと思っている人は観てください。この番組を観て、それでも私は医療に進む、と思える人はきっとすばらしい医療従事者になれます。

 それから医療に興味がないみなさんも、ぜひ観てください。私たちに、何ができるのでしょうか?

「もうそろそろいいかな?」と、はずそうと思っていたシトラスリボン。

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