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青春の後ろ姿#98 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜ミルチャ・エリアーデ著作集、神話学など
さて、この回ぐらいから、徐々に古典文学や源氏物語から離脱して、純粋に趣味的読書の本の紹介に入ります。
中高生時代は近現代文学や精神分析学。
大学、大学院は源氏物語を中心とした古典文学や民俗学、そして現代思想全般。
と、一気に広がっていきました。そこからさらに神話の世界も少し楽しみました。
その時の入り口が『ギリシア神話』とミルチャ・エリアーデです。この頃はフレイザーの『金枝篇』も読み始めていました。フレイザーといえば王殺し、偽王(モップキング)の話がとても面白くて、共同体って、やっぱり排除が必要なのね、とか、だから祭(フェスティバル)って必要なのね、祭って価値観の転倒とガス抜きをすることで共同体を維持するための知恵だったんだ、とか思いました。
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