Let's 反転学習＃5　偏差値を上げるには……

　さて、1時間目から6時間目、または7時間目までの長い「授業時間」を、そんな自己満タイムにしたり、中途半端な居眠りの時間にしたり、おもしろくもない画像をこっそり検索して幽体離脱したみたいに呆けて眺めるだけの時間にしたり、禅僧のようにただただ半目で座っているだけの時間にしていたら、当然MARCH以上の大学合格は無理です。もちろんSATORIも得られません。むしろ煩悩に支配されます。
　また、授業についていくのが精一杯で、1日あたり6種類の借金を少しずつ増やし、中間･期末前に慌てて借金を返済しようとその場しのぎの勉強をしていても、当然大学受験どころではないな、と、みなさん思いますよね。当たり前すぎることです。なのに、この例に近いみなさん、けっこういませんか？　１～６時間全部じゃなくても、２～３時間、ムダにしている人。

　そうです。「１日の大半の時間を費やしている授業時間を、偏差値を上げる時間にすればいい」のです。この、とても理に適った当たり前のことをスキップして、「効率的な学習方法」「受験はこれだけ！」みたいな魔法や呪文がただのおためごかしだというのは、みなさんがこれまでの経験で、傷みと共に誰よりもわかっていると思います。

「授業時間を、偏差値を上げる時間にすればいい」