映画の話101 カッコーの巣の上で
何が異常で、何が正常か、考えさせられます。人間らしい心を持っているのはどっちだろうとか、マジョリティとマイノリティとか、秩序と人間性の回復とのバランスの難しさについて考えさせられます。世の中全体が反動的に秩序を求め始めると、こうした軋轢が出てくるようにも思いました。
病室に満ちている閉塞感や諦めをジャックニコルソン扮する主人公のマクマーフィーが打ち破り続けようとする姿に感情移入してしまいます。ジャックニコルソンは神がかっていて素晴らしいと思います。
ラストでのインディアンのチーフの覚醒に一縷の希望が見えます。
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