映画の話153 ゴッドファーザー PART II
マイケルと、その父ヴィトーの前史的なストーリーが展開されて、重厚で見応えのあるものになっています。裏切りと、駆け引きと、謀略と、粛清と、マフィアの世界ってこんなだったのか、と思うようなことが描き尽くされます。加えてキューバ革命から兄の粛清に至るまで丁寧に描かれています。
対照的に父ヴィトーの前史では、貧しい移民としてのスタートから、次第に街での顔役へと変わっていき、父の復讐をシチリアで果たします。
倫理的にはダメなことばかりですが、何というか、心のどこかで共感している自分に気づきます。
ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノという究極のキャスティングなのもすごいと思います。
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