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ちょっと一服 7月文月

あっという間に、7月も終わり
七夕、大暑とどんどん盛夏になる季節です。
TOKYO2020も暑いなか熱戦がくりひろげられておりますが、
茶室でも夏の今を楽しむ工夫があります。

ちょっと一服

夏の床の間の花の定番は、木槿(ムクゲ)
朝顔のように朝咲いて、夕方にはしぼんでしまうので
フレッシュさを感じていただけます。

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掛け軸は、滝、水が滝つぼに流れるように、文字が長く伸びているのも特徴ですが、表装に使われる、柄もご覧ください。
遠くの山なみに、おさかな。
長ぁくのびた瀧の文字と、山、魚。
この3つのアイテムから、高原の森の奥の滝でも想像して涼んでください

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茶の湯の楽しみ方は、フレッシュな花を用意してくれた亭主のもてなしの心を感じ、掛け軸一つででも涼しさを感じる、そんな想像、空想することです。

おまけ

朝茶室の露路の準備、掃除で水まきしている時が一番、涼を感じます

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さいごに

瞑想などむずかしそうな言葉をつかわなくとも、
落ち着いた空間で、空想する時間は、次の活力を作り出す大事な時間となるでしょう。
盛夏のときもお茶にふれてみてはいかがでしょうか

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