批判が来るかもと思うと何もかも1歩が出せない、の対処法〜HSPフリーランス
そういう個と。代表の皆川です。
タイトルのようなお悩みは、HSPさんのご相談の中でとてもよく聞くお悩みです。
時代背景
昨今フリーランスや複業について、社会においてもトレンドとなってきました。
このタイトルのニュースはとてもよく見かけます。
政府も複業を推進する動きに出ています。
要するに、
「自分で自分の将来のこと、ハンドリングすべく、収入源をふやしていく努力をしてくださいね」
ということかもしれません。
社会の流れがそのように「自己責任」部分を増やしてくる流れにおいて
フリーランスや複業の選択肢は今後もっともっと増えていくと思われます。
そのような時代のなかで、自分でも事業をできるような準備があると
いいかもしれませんね。
以前のように
起業!?!?!
(あの人、多分ちゃんとした人じゃない・・・)
のようなニュアンスは
もうほとんどなくなってきたかもしれません。
感じ方は年齢層にもよりますが終身雇用の考え方がもうほぼ終わっておりますので働く人生をどうしていくか、のなかに
自分でもお金を生み出せる体制 があるといいですね。
そしてフリーランスや起業をするときに
一番必要なこと、それは
どこまでいっても
メンタル力100%だとわたしはつくづく感じています。
起業して自分の身一つでやっていくとき
どっちの方向で試していくか
どっちの方向がわくわくするか
そこにずっと寄り添って
すべて自分で道を選んでいく必要がありますね。
それは思ったよりとっても「ささいなこと」で
そして「結果的に重大なこと」。
自分で自分の感情のご機嫌をとりながら
ひとつひとつ丁寧に決めて
満足しながら進んでいくこと、
それができるとフリーランスで進んでいくのは
俄然ラクになります。
今日はこのことについて書いてみたいと思います。
一歩がでないときの考え方について
「繊細さんの本」の武田さんと先日のトークイベントのなかで、
サービス立ち上げのときには「発信」とかいるよね、とか
「どうやってどこで売っていく?」というお話をしていたとき
一歩が出ないときって
「ミスマッチがでないようにちゃんと自分のサービスがどのようなものか、誰が対象なのか、そしてお申し込みフォームをきちんと設置できているかどうか」確認がいるよね
とおっしゃっていました。
そうですよね!
「誰が来るかわからない」
「来てくれたクライアントさんに効果が出せるかわからない」
「相手が信用してくれているかわからない」
「失敗したらクレームがくるのかもしれない」
などなど
サービスを出す前から
ざわざわ もやもや するということはHSPにはよくあることです。
HSPはもともと「不安察知」「リスク察知」の
脳の部分=扁桃体
の働きが強いことがわかっています。
どのように対処していきましょうか。
1.まずは心配の原因を見極める(内観)
まずは何に対する不安が起こっているかを冷静に見きわめる。
ことが第一段階です。
やったことがないから、誰が来るかがわからない。
これは誰でもそうなので、ご安心ください。
→それはそうですよね!最初は誰でもざわざわするかもしれません。
①対象者はだれなのか、どんな人は対象者ではないのかということを明記しておきましょう。
例えばクライアントさんの範囲は
働く人限定なのかそうでないのか
不調がある人はどの程度の不調までオッケーなのか
心の不調も扱える範囲が人によって異なりますよね
(資格等も関係あるかもしれません)
そういう不調対処ではなくて
このサービスに興味があれば誰でも来ていいのか
習い事なのか
サロンなのか
そのあたりははっきりと明記しておくべきかもしれません。
②「相手が信用してくれているかわからない」
信用していただけたから、お申し込みが来ます。
それでもざわざわする場合は、
プロフィールは納得のいくものか
納得していただけるものか
自分の人となりがわかる記事は多く書けているか
そのページは見つけやすいか
仕事の信用度に関する記事はあるか
どこで学んだどのような技術なのか
それともその人のパワーで訴える記事なのか
どのくらいの経験なのかを示す記事です。
経験がないときはなくていいですよね。
誰でもそこから始めます。
チェックしましょう。
価格がわかりやすいか。
これもとても重要です。
2.スキルも採用したけどまだ一歩が出ないとき
ここからが問題です。
上記のような「表示」や「打ち出し」に関してちゃんとチェックもしたし確認もできた。
それでも不安でざわざわして
動けない。
大体の方は、このことを「一歩がでない」と表現しておられるのではないでしょうか。
こちらは、「理由をバスターしても動けない」という状態ですので
脳の自動反応=防衛反応(トラウマ)です。
トラウマという言い方がキツく聞こえたらごめんなさい。
ショックトラウマ(事故や事件にあったときのような)ではなくて
幼少期に起因する長期性のトラウマ反応で、自律神経に防衛反応がでている状態のことかもしれません。
そうかどうかは直接詳しくお話をうかがってみないとわかりませんが
何か理由があって「不安がでている」のではなくて
いつも「なんとなく不安」なのです。
別に病気でもなんでもありません。(過度に不安すぎて生活に支障がでるほどのときは別です)
人間には、防衛的な仕組みがそなわっています。
その人が小さいころ、または親元にいてまだ自分の身を自由にやしなってあげることができないとき
支配的な大人や
威圧的な誰かや
のびのびさせてくれない、認めてくれない大人や
自己肯定感を持たせてくれなかった大人のそばにいたとき
または怪訝な顔でこっちをみたお友達や
なかまはずれなどの意地悪にさらされたとき
小さかったあなたは、なにかの手段でサバイブしたのです。
そのサバイブの名残として
自律神経はまわりにあることに対して
過剰に不安を出すことで
2度とあなたがその「危険物」「危険者」に近づかなくていいように
守ってくれているしくみ、があるのです。
意味もなく襲ってくるざわざわは
このような幼少期トラウマの神経系を
やさしく軌道修正していかないとなくなることがありません。
このテーマは「自律神経のありかた」にある程度時間をかけて(とはいえ何年もかかるようなことではありません。はやくて数ヶ月です。その方の環境がどうであったかによります)
アプローチする必要があります。
なぜならば身体は急激な変化を嫌うのです。
(身体?心ではなくて?と思った方、するどいです。 この話題は心が神経に影響を受けてその状態になっている、ということを扱います)
ダイエットもそうですよね。
1週間で急激に落とした体重は、すぐにリバウンドします。
3.一歩出ないことを「なし」にせずに気づいていること。そんなあなたがエライ。
身体の防衛反応かあ。。。と思われた方、
ちぇ。っと思わずに聞いていただけたらと願っています。
これは身体のご親切、だからです。
あなたがこれ以上の圧倒体験にさらされることなく
神経の過負荷にさらされることなく
どうしたら生きていけるかを身体は常に考えています。
考えて、というのは
言葉で考えているのとは違いますが
「身体は間違わない」という言葉を聞いたことはありますか?
どのような圧倒体験があって
今ご主人さまであるあなたがどのくらいの「キャパ」があるかを身体は知っています。
参考文献:2012年に翻訳がでたウルトラ名著です。
(がトラウマの専門知見がないと読むのがかなりむずかしい)
身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法
だからざわざわを消さないでいてくれるのですが、
問題は
それがあなたにとって時代遅れになっているかもしれない、ということ。
幼少期に起きたトラウマ反応を
自律神経は「パターン」として記憶します。
大人になってもずっとそのパターンを治すきっかけがなかったとき
あら?まだ昔の彼氏とつきあってる?あたし?
ということになるのです。
________
そしてもうひとつお伝えさせてください。
自分なんかざわざわしてるじゃない?
と自分の反応に気づいていること自体、すばらしい。身体感性です。
人間には圧倒が過ぎることに対して
感じなくする「解離」という機能があります。
圧倒されていたり
近づけないくらいざわざわしていても
その状態に気づけない人もたくさんいるのです。
その状態にフタをしてあがってこないようにして
「サバイブ」する緊急事態なやり方です。
こちらは短期的にはいい方法です。
けれども長期的にフタをしつづけると免疫がさがったり
いきなりバタッと倒れるリスクがあがったり
自分のやりたいことや方向性まで見失う(わからなくなる)リスクがあるので
得策ではないかもしれません。
4.これからどうすれば不安やざわざわから一歩でられるか
これはこの10年に世界で進化したトラウマ療法の進化と大いにかかわることなので
ひとくちに説明するのは難しいのですが
(そしていろいろな考え方のアプローチが存在します。世界の研究者や臨床家が実験中なのです。皆川は個人的には、キャリア理論と強み理論とトラウマ理論とボディワークをかけあわせてクライアントさんに今一番必要なものを提供するという方法です)
わたしがこれまで約6,000名のHSPの方に出会い、毎日毎日セッションやコースをさせていただいてきた結果の
現在の結論は
心の納得と
身体の反応を
両方扱いながら
数ヶ月、自分を整える時間をかけること。
要するに自分に人生のダウンタイムをあげること💌
心身の再構築の時間を確保すること。
自分にライフスタイルとこれまでの過去を
丁寧に見直す時間をプレゼントして
さまざまなメソッドでアプローチすることがいいと思います。
お金を稼ぐ、というのは人生の集大成である
お金を稼ぐということには
人間関係や
自分の自信や不安や
スキルや
力量や
経験や
大胆さや
チャレンジという
途方もない要素がからみますね。
ここまで説明してきた
自律神経を扱う、という分野は
すべての土台です。
なぜならものごとへの「感じ方」だからです。
人は、人間であるまえに
動物です。
動物としての本能により
自分のなかに安心感を醸造できないと
「探索活動=チャレンジ」はできません。
だから
ざわざわして一歩でない状態というのは
動物として当然なのです。
だから
自分のなかに安心を醸造するスキルがなければ
正直フリーランスや起業はむずかしい。
扁桃体が強く、マイノリティのHSPとちがって
「まったく不安ってわからない」人たちがこの世には多くいるのです。
そういう人たちとある程度肩を並べて起業やフリーランスを歩いていくには
自律神経の防衛反応を解除して、安心のなかでチャレンジをしていく、この体制を整えられるととってもいいですね!
今日もお読みいただきありがとうございます。
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自分のままでいいんだと根拠のない自信さえ感じて過ごせた~プログラムご感想一覧①
「安心」の感覚を自分の内側に作り出せるようになってきた~そういう個と。プログラムご感想一覧②
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