もつべきものは職人さん②
築104年の日本家屋
ここに越して来て12年
定期的に庭師を入れたり
垣根や畳、障子を張り替えたりと
手入れ(メンテナンス)しながらの暮らし
昨年あたりから老朽化が目立つ簾に
ようやく手が伸びるように
職人さんに頼んで、目立つ廊下の4枚だけ新調することにしました
(残り6枚はゆくゆく)
創業140年の簾屋さん
材料の葦(よし)は渡瀬のもので
太さを揃え、節が交互に来るように編む
また太い糸は丈夫だが、野暮ったくなるなど
大変勉強になるお話
たまたま同席していた弟子たちも
「へぇー」「ほぅー」と
思わず感心の声がもれます
お茶をしていて楽しいのは
“ものを見る解像度が上がる”とき
畳屋さんや庭師、漆喰に数寄屋大工…
材料の調達、加工と分かっているプロとの会話は尽きません
新年、気持よく、みなさまをお迎えすることができることに感謝