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S&Cコーチのあれこれ

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ストレングス&コンディショニングコーチとして活動する本田の気づきや考え方を紹介します。 〜これからトレーナーを目指す方や現場で活動する方の何か参考になれば幸いです〜
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2022年5月の記事一覧

#028.【仕事編】"経験になるから仕事を受ける"はナンセンス

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 何か疑問や質問などございましたら公式LINE@にてご相談ください。 今回のテーマはこれから社会に出る学生さんや社会人になったばかりの方には是非心に留めておいていただきたい内容です。少々口の悪い部分もございますが、あらかじめご了承ください。 これは大学時代の自分にも口酸っぱく伝えたいことですが、こんなセリフを耳にすることがあります ↓↓ この文章を読ん

#027.【指導者向け】 クライアントの試合を見に行く大切さ

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 何か疑問や質問などございましたら公式LINE@にてご相談ください。 我々S&Cコーチのクライアントは基本的にアスリートが多いですが、パーソナルトレーナーであっても少なからずアスリートに関わる機会はあると思います。 普段はジム内でのセッションで体の使い方やウエイトトレーニングの指導をしていてることが多いと思いますが、そのトレーニングの成果が出ているかどうか

#026.【アスリート向け】負けず嫌いの意味を誤解してはいけない

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 何か疑問や質問などございましたら公式LINE@にてご相談ください。 『負けず嫌い』という言葉がありますが、その言葉を適切に使うことのできているアスリートは少ないかもしれません。 試合中や対戦中に「負けず嫌いだから…」みたいな言葉を使うことは多々あると思いますが、それはどのアスリートも同じです。戦っているときに負けたいアスリートなんてほとんどいないでしょ

#025.【指導者向け】「誰々さんが言っていた」は理由にならん

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 何か疑問や質問などございましたら公式LINE@にてご相談ください。 【はじめに】 念のためにお伝えすると、私は大学を卒業しただけの学士止まりの人間です。それを理解した上でご覧ください。 ここ数年でフィットネス界隈やトレーナー現場に『エビデンス』『エビデンスベース』『科学的』『科学的根拠にもとづいた』などのワードが飛び交うようになりました。こうしたワード

#024.【指導者向け】 女性選手との関わり方

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 何か疑問や質問などございましたら公式LINE@にてご相談ください。 自分でも驚くことに2021年以降、指導の機会をいただいているチーム・個人契約の選手ともに9割が女性アスリートです。 Physical Edu.を開業した2020年当初はこうなるとは全く予想もしていませんでした。どちらかというと、男子選手のコーチや男子チームでバリバリにやっているようなイメ

#023.【アスリート向け】当たり前のレベルを上げよう

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 今回のnoteは『自分の当たり前のレベルを上げる』という内容です。 下の写真は皆さんご存知の『ドラゴンボール』という漫画・アニメに登場する孫悟空のセリフです。『ドラゴンボールZ ~セルゲーム編~』において、孫悟空と悟飯がセルゲームに向けて修行をしている場面があります。そこで彼らがやっていた修行というのが『常に超サイヤ人の状態で日常を過ごすこと』でした。

#022.【指導者向け】知らないことは恥じゃない、知ろうとしないその姿勢が恥である

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 今回のnoteは、長崎にいらっしゃる僕が師と謳っている方から大学生の時にかけていただいた言葉を書きます。 この言葉が当時の本田青年に強く響きました。皆さんはどう思いますか?少しでもこの言葉が響いたらぜひ心に留めておいてください。 「自分はまだ知識がないので...」 「まだ何も知らないので...」 「自分まだまだ何も知らないな...」 そう思うことも

#021.【アスリート向け】センスは後付け

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 今回のnoteは『センス』というものについて書きます。よく耳にするセリフとして「センスがあるね!」「いいセンスしているね!」などがありますが、果たしてこれは適切な表現なのか気になります。別に言われて嫌な気なんてしませんが、「センスがないね」「センスが悪いね」なんて言われたらなんか腹立たしいはずです。そもそも良い悪いで片付いてしまって良い言葉なのでしょうか

#020. 本気で上を目指す覚悟のあるアスリートを指導したい

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 本当にありがたいことにトレーナー歴5年の私も世界大会で闘ったアスリートや日本選手権レベルで闘っているアスリートを指導させていただいた経験もあります。トレーナーとして活動しはじめた大学生のころは将来的にトップアスリートのコーチとして活動したいと思っていましたし、その方がトレーナーとして一流かつかっこいいものだと思っていました。自分という存在をアピってやろう

#019.【アスリート向け】魔法のトレーニングなんて存在しない

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 今回はもしかしたら一部夢を潰しかねない内容かもしれませんが事実なのでしっかり書きます。 SNSなどで『誰でも10秒台を出せるトレーニングメソッド』やら『誰でもダンクできるトレーニング』などのような謳い文句を見ることがあります。しかし、結論から言うと、 「騙されないように!」とまでは言いませんが、『これをやれば』『誰でも』『確実に』のようなワードを使えば

#018.【トレーナー向け】自分の価値を認めてくれる人と仕事をしよう

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 最近はほとんどなくなりましたが、この仕事をやっているとよく言われるセリフがあります。 ・「タダでお願いできませんか?」 ・「お金かかりますか?」 ・「メニューを貰うだけでお金かかるんですか?」などなど。 図々しいヤツになると「(スポーツ名)をやっています。ちなみに日本◯位です!お金は出せませんが指導させられます。SNSで好きに自分を使ってもらって大丈夫で

#017.【トレーナー向け】トレーナー兼プレイヤーとしての活動は怖いところもある

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 今日はお昼過ぎまで西京極競技場で開催されている記録会に行っていました!3年ぶりに100mを走れると気合を入れて会場まで行ったのですが、結果は、レース前に棄権して帰ってきました。非常に情けない…。 実はウォームアップ中に右脚を故障してしまいました…。先週の50mのときとは打って変わって今日はめちゃくちゃ調子が良くて、「これは今日記録を狙えるぞ!」と意気込ん

#016.【トレーナー向け】自分が関わっている競技を徹底的に観察する

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 前回のnoteでムーブメントトレーニングを批判するような書き方をしてしまいましたが、別に私もプログラムに組み込んで実施することはあります。「全くの無意味だ!」なんていうつもりは毛頭ありません。そこはご理解ください。 では、結局のところ状況に応じて運きが変わるのならどうすればいいの? どうやって調べてどう指導すればいいの? って話ですが、その競技を徹底的

#015.【トレーナー向け】動き方なんていくらでも変わる。

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。 いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。 最近はパーソナルトレーナーでもS&Cコーチでも共通してムーブメントトレーニングにも注目するようになってきた気がします。ムーブメントセミナーなども全国各地で開催され、その重要性がさらに広まってきているように感じます。 今回はそんなムーブメントトレーニングに焦点を当てたお話をします。 私自身もS&Cコーチとして活動するなかで、ムーブメントトレーニングをプロ