しごとを「間借り」して、自分に合う働き方を知った。
ここ数日、
何度も何度も言葉を紡いでは思うように表現ができず、書いては消しての繰り返し。
ここまできたら、心の思うがままに言葉を紡いでみるのが最善な気がするのでそうすることにします。
それ故に乱文になりますことをご了承ください。
「働かないと。でも、どこでなにを?」
それは2022年5月の出来事。
ある日、Instagramを開くと ”ある投稿” が目に飛び込んできた。
「しごとの間借りプロジェクト」
正直、このときの私はこのネーミングの意味をすぐには理解できなかった。
ただ一つ、その投稿の中の ”ある言葉” にグッと心を掴まれ、これは他人事ではない、きっと今の自分に必要な投稿だと強く確信した。
その言葉は「働かないと。でも、どこでなにを?」
これはまさに、その当時の私の心を見透かしているかのような言葉だった。
生きづらさを感じ続けた、それまでの日々。
ずっと精神的な理由が原因で ”社会の生きづらさ” を感じていた。
幼少期を含め学生時代もずっと、精神的な理由でたくさん悩んできた。
人と上手く関われないのは自分が「普通」ではないからだと、自分自身を強く責めたこともあったし、情けなさに泣いたことも数えられないぐらいあった。
正社員として働いていた前職を辞めたのもそれが一つの理由。このとき、仕事を辞めてからは1年半が経過していた。
仕事を辞めたことで縛られるものもなくなったし、人と比べることもしなくなった、何より自分自身をコントロールできるようにもなっていた。だからこそ、この投稿と出逢うことになった2022年5月頃には「自分に合った生活スタイル」を見つけられていた。はずだった、、、
”もう一回ちゃんと自分と向き合おう”
それでもこの投稿の中にあった ”あの言葉” に私は目を引かれていた。
それはきっと自信がなかったから。このままの生活を過ごしていてもいいのか、確信が持てていなかったから。
それは結局、心のどこかに「やっぱりどこかで働かないといけないのでは?」という気持ちがあるということ。その気持ちを捨てきれていない証拠だった。
『自分本位の考えは辞めて一旦立ち止まろう。
もう一回ちゃんと自分と向き合ってみよう。』
藁にも縋る思いで、私はこのプロジェクトに応募した。
かき氷屋さんを立ち上げた話。
ご縁があり、プロジェクトメンバーとして選んでいただいた私は、昨年の夏、「かき氷屋さん」をイチから立ち上げた。この言い方だとあたかも一人で立ち上げたかのように聞こえるけれど、これが今回のプロジェクトの課題だった。
メニュー開発、リサーチ、店舗コンセプト・店舗名・メニュー名・カトラリーの選定、メニュー表・フライヤー・ユニフォームなどの製作、そして実際の店舗営業。
開発~店舗運営までの流れをメンバーと分担して行った。
「しごとの間借りプロジェクト」
このときにやっとこのネーミングの意味を理解した。
飲食店などのお休みの日ににその店内を利用して間借り営業をするように、様々な「しごと」を間借りのように試してみようというのがコンセプト。
まさに自分がこれまで避けてきた「しごと」とも向き合うことで、自分の意外な特技を見つけたり、逆に苦手なことを見つけたり…
活動のたびに毎回「新たな発見」ばかりだった。
「普通」の意味を理解する
この活動の中で並行して行われた、自己理解のためのワークプログラム。これもまた私にとってはすごく必要で大切な時間になった。
特に印象に残っていることが、「普通」について考える時間。
これまでずっと悩んできたこと。自分を苦しめてきたこと。「普通」という考え方が生まれた意味を細分化し、言語化してもらったことが、そのときの私にとってすごく救われるものとなった。
「”個性” と ”特技” を引き出し合い、いいとこどりをしあう場所」
最後の報告会で、私はこのプロジェクトをこのように表現した。
それまでの私は自分だけが「普通」に生きられていなくて、自分だけが「変」だと思っていた。それは周りに同じような人が居なかったから。
でも、ここは違った。
それまでの経緯は違えど、同じように悩む人、同じような境遇にいる人、「似たもの同士」がここには集まっていた。
それが私には心強かった。
初めて自分と似たような人と向き合うことで、悩みはあれど、それぞれに ”個性” と ”特技” があって、それはまた自分自身もそうなんだと自分を認められるようになった。
それだけでこのプロジェクトに参加させてもらった意味がある。
私はここでの経験と気づきを活かし、このような「働き方」を取ることにした。
少しのアルバイトをすることで社会との繋がりを持つ、そして自分のやりたいことを表現するためにフリーランスとしてやっていくということ。
いま「働き方」に悩む人へ
同じような人ってきっと沢山居ると思うのです。
私は有難くも奇跡的にこのプロジェクトと出逢えて、こうして自分自身と向き合い、そして「じぶんに合った働き方」を考えられることができたけれど、そんな出逢いって常にどこにでもあるわけではないと思うし…
それでもこの活動が多く広まって、”以前の私” のように、今それぞれに「働き方」について悩む人たちにとって、何かひとつのきっかけになってほしいなと願うのです。
願うことしか今の私にはできないけれど。
それでも ”この想い” を体現してくださっている方がいます。
このプロジェクトを企画・運営してくださった
「一般社団法人NIMO ALCAMO」さん。
現在クラウドファンディングに挑戦されています。2月23日まで。
良かったら、一度目を通してください。
ご賛同いただけ際にはご支援いただけますと幸いです。
ここに紡いだ言葉たちが、少しもの「恩返し」になることを祈って。
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