第129話:校則で拘束
息子がまだほんの小さい頃、こいつと遊ぶのがエラク大変だった。
「かくれんぼしよう」と言うので「かくれんぼ」をするのであるが、狭い家のこととてそんなに隠れる場所があるわけもない。子供が隠れそうな所などすぐに分かってしまう。
分からないふうで遊んでやるのも最初のうちはそれなりに楽しめたりもするが、こいつが何回やっても「しよう」「しよう」と言うのであって、これを延々とやっていると頭が溶けてしまいそうな疲労を覚えたわけである。
しかし、疲労感の原因はそれだけではない。更にそれを増幅