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教師って大変、それでも。

どうも、SORAHIKAです。

私は私立の高校で教師をしているのですが、
仕事は専ら次年度の新入生を集める「広報」という部署で仕事をしています。

仕事内容としては各中学校に行き、進路担当の先生や担任に学校の紹介やうちの説明会に参加した生徒の報告などをするのですが、

中学の先生、めっちゃ顔、疲れてる

もちろん、小中高とすべての教員大変なのですが、個人的に中学校の先生が一番大変かもと思っています。

理由として、
①生徒の体と心がアンバランスな思春期という多感な時期。
②1クラスに多様な特性を持った生徒が40名近くいる。
③モンスターペアレンツの保護者対応
④高校受験に向けたハードな教科指導
⑤各会合の多さ
⑥受験前の指導や調査書等の書類作成 等々

まだまだありますがキリないのでここまでで。

中学校の先生に「私、中学校の先生だけはやれる自信が無いので、中学生の指導をしている先生方は尊敬します」とよく言うのですが、
ほとんどの先生は、
「本当に大変で・・・」
「いや高校も大変でしょう、でも確かに中学はハードですね」
など、色々と苦労されている話が色々と出てきます。

そんな中、ある中学校で女性の先生と話をしていて、私はいつもと同じように、

「中学校の先生って大変ですよね。色んな生徒がいて、校務も激務ですし。」と話をすると、

その先生は少しだけ間を開けた後に、
笑顔で一言、こんな言葉を言ったんです。


「でもね先生、それが楽しいのよ」


はい、参りました。

確かに教師の仕事って激務なんです。
企業で働いた方が教師になると「なんじゃこの世界は!?」と思われるほどに大変で、時間的な拘束で言えば、ほぼ自分の時間なんて無いです。

ただ、あの言葉を聞いたときに、
「確かに仕事は激務。でも子どもと話をしたり、行事を一緒に楽しんだり、卒業式には一緒に泣いたり。他の仕事では得られないものを、子どもたちから貰っているな」と改めて思えるようになりました。

その先生は私にその言葉を言ったことは覚えていないと思いますが、私の心にはずっと残る、私を支える言葉になっています。

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