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Pilot's note NZ在住Ashの飛行士論

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NZ在住のパイロットAshによる飛行士論です。パイロットの就職、海外への転職、訓練のこと、海外エアラインの運航の舞台裏などを、主に個人的な経験に基づいて事実と意見を織り交ぜ、毎回…
自分が訓練生だった時に、こんなレポートがあったらよかったな!と思えるような内容を意識しています。自…
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2021年3月の記事一覧

実戦で活きる知識の習得方法、パイロットの私の場合。

先日、飛行機の免許の話をしました。 免許を取るにはテストに合格しなければなりません。しかし試験は関門の一つに過ぎないことも忘れてはいけません。試験に合格することは確かに大事ですが、パイロットが勉強をする目的は、もちろん、その知識を実際のフライトで「使う」ためです。 いっくら長い時間机にかじりついて勉強しても、時速数百キロでぶっ飛んでいるコクピットの中で、必要なときに必要な知識がぱっと出てこないのならば、それは勉強していないも同然なのです。だから、気を付けていないと勉強して

ニュージーランドのパイロットのライセンスの種類と取得の道筋(と雑談)

飛行機のライセンスには、大きく3つあります。 Private Pilot Licence1つ目は「Private Pilot Licence: PPL」自家用操縦士です。このライセンスを取ると、人を乗せることができます*。ただし、お金を取ることはできません。 Commercial Pilot Licence2つ目は、「Commercial Pilot Licence: CPL」事業用操縦士です。このライセンスを取ると、人を乗せて、お金を取ることができます**。また、エアラ

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チェックの結果

無事パスしました。あぁ、よかった、ビールがうまい。 前回もそうだったけれど、今回もシングルエンジンになったときの飛行機の操縦が安定していたので、細かい取りこぼしはあるにせよ、全体がまとまってきている気がします。やはり「飛行機を飛ばすこと」の重要性は、強調しすぎることはありません。 「飛行機を飛ばすこと」が大事なのは、どんな飛行機でも変わらない原則ですが、その中でも私が飛ばすターボプロップでは、パイロットが手と脚で飛行機を飛ばす技術がまだまだ必要とされていると感じます。

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直近のシムチェックノートから

今日はちょうどシミュレータトレーニングがあって、ホテルで振り返りノートを書いたので、それをそのまま、編集なしで載せます。 インターネットにそのまま流せるようなものではないので、有料の鍵かけます。悪しからず。 明日のチェックに向けて、自分の良かったところ、ダメだったところを書き出して備えます。 ちなみに今回のトレーニングの主テーマは、「Fly the plane」。飛行機を飛ばそう、ってパイロットだから当たり前だろ、と思うかもしれませんが、これには深い意味があります。

続続・天気が悪い時のパイロットのプランニング:アプローチの方式によって異なるミニマを選択肢に

だいぶ前に、天気の悪いときのプランニングの流れを説明したnoteを書きました。これと、これです。 当該記事では、スタンバイで呼ばれてロトルアへいく便をやることになり、天気予報を見ると天気が悪かったので出勤する前にどんなことを考えて、プランニングするときには何に注意するのか、その思考の流れを紹介しました。 温泉の街 ロトルアロトルアは湖と温泉の街。例のウイルスが流行る前は日本人観光客にもとても人気のある観光地でした。何度か日本人観光客がたくさん乗った便をやったこともあります