【あらすじ・感想】オレがマリオ　俵万智

「サラダ記念日」で歌人として一躍有名になられた俵万智さんの

日常を綴った歌集。

石垣島に移住した際の生活や、お子さんの成長を詠んだ第一部

東日本大震災での不安や、感じたことを詠んだ第二部

に分かれている。

一首に込められた言葉からパッと情景が浮かび、

詠んでいて臨場感を味わうことが多かった。

俵万智さんの言葉のチョイスが面白く

思わずプッと笑ってしまうものもあったり。

お子さんの成長や言葉に温かい気持ちになったり。

言葉の面白さや、短歌の可能性の高さを

ヒシヒシと感じる作品でもあった。

１ページに１短歌で読みやすく

１ページごとに反芻する余裕もある。

本の装丁もかわいくて

俵万智さんの激動の日常を表しているようもに感じた。

時間をおいてまた読み直したい１冊。