そら

本ページを見てくださりありがとうございます! 読書と愛猫が大好きな32歳(2024.11現在)です 読書記録や猫に関するエッセイを投稿していきます もし記事を読んで「いいな」と思ってくれたらうれしいです! たくさんの読書好きさん、猫好きさんとつながりたい☆

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たおたおさんご企画🌸2025年創作大賞に向けて

今回、たおたおさんが企画された「2025年創作大賞に向けて」へ応募することにしました。 ちょっとした振り返り2024年創作大賞は、私にとって初めての創作大賞であり、悪戦苦闘の日々でした💦 「なにをしようかな」 「みんなどんな感じで進めているのかな」 「そもそも自分に向いているジャンルがわからない…」 たくさん悩み、模索し、参加しました。 その時のことを振り返ってみると、たくさんの反省点が見つかりました。 創作大賞についての情報不足 noteを使いこなせていなか

    • 【感想・あらすじ】うたうおばけ くどうれいん

      くどうれいんさんのエッセイ集。 くどうれいんさんは、岩手県盛岡市で会社員を務めながら小説を書いていた。 会社員と小説家業の両立は想像以上に難しく、大変なもの。 そんな目の回るような日常のなか、出会った人々とのエピソードをおもしろおかしく描いている。 大好きなくどうれいんさんの文章、すごく癒された。 癒しから笑いまで、たくさんの人の心に響く一冊だと思う。 「これ、ノンフィクションだよね?」 「え、おもしろすぎるんだけど」 と思わざるを得ないエピソードがたくさんあ

      • 【感想・あらすじ】めでたし、めでたし 大森兄弟

        桃太郎というと、悪い鬼を倒して人々を救うスーパーヒーロー! そんな昔話界での英雄をもとに描かれた作品。 本作でも、相変わらず最強で勇気の塊な姿で鬼に立ち向かう。 主人公は桃太郎ならぬ桃次郎。 もちろん、お供には犬・雉・猿がついている。 鬼を倒して、世界に平和が戻った! そんな幸福モードのはずなのに、なんだか物語は不穏な方向に進んでいく… 突っ込みどこと満載で、おもしろおかしい物語。 そして、作中で桃次郎が行っていた謎の行動には衝撃の事実が隠されていた… 桃次

        • 「古生物学者の夫」 引き込まれる文章、クスリと笑える

          2024年創作大賞エッセイ部門でメディア賞受賞作品。 遅ればせながら、おこがましいけどもレビューしたいと思います。 タイトルがもう、おもしろい! 「古生物学者ってアンモナイトとか?」 そう思い読んでみると、 夫さんのアンモナイト愛と長瀬ほのかさんの夫さんへの愛 が詰め込まれた作品だった。 個人的にアンモナイトは好きな部類🦔 そして、古生物っていうジャンルもロマンがあって大好き。 もう、わたしに刺さりまくりな作品だった😆 違う趣味・好みを持っている二人が一つ

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        たおたおさんご企画🌸2025年創作大賞に向けて

        • 【感想・あらすじ】うたうおばけ くどうれいん

        • 【感想・あらすじ】めでたし、めでたし 大森兄弟

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          【感想・あらすじ】ルビンの壺が割れた 宿野かほる

          物語は男性と女性のメッセージのやりとり。 とあるSNSに女性の姿を見つけ、男性が女性にメッセージを送る決心をする。 最初は男性が一方的に送るのだが、次第に女性も返事をするようになる。 しかし、何だかやりとりに不穏な空気が漂い始め… 終盤で行われるたくさんの伏線回収は爽快! そして、最後の1行に度肝を抜かれる! 読みやすいサイズのミステリー小説。 読み進めるにつれて生じる違和感最初は男性の一方的なメッセージ。 それに対する塩対応の女性。 読んでいくうちに、何だ

          【感想・あらすじ】ルビンの壺が割れた 宿野かほる

          【感想・あらすじ】ファラオの密室 白川尚史

          舞台は古代エジプト、王(ファラオ)葬送の儀。 ファラオの葬送の儀は、国民にとって一大行事。 偉大なるファラオの死に伴い、巨大ピラミッドを作ったり、 ミイラ職人によるファラオのミイラ化など 当時の人々の生活が色濃く描かれている。 しかし、ピラミッドの崩落により神官書記のセティが突如亡くなってしまう。 セティは死後、冥界にいる女神マアトのもとで死後の儀式を受けることに。 セティの心臓とマアトの羽飾り、両方を天秤にかけ心臓が重いと生前の罪の重さと判断され、天国に行けな

          【感想・あらすじ】ファラオの密室 白川尚史

          【感想・あらすじ】星を編む 凪良ゆう

          大ヒットした「汝、星の如く」に登場する北原先生にまつわる サイドストーリー。 幼い結とともに二人で瀬戸内の島に移住することとなったいきさつ、 結の誕生秘話、 北原先生と結の成長を追いかけつつ 井上暁海と互助会結婚をしてからの互いの心の変化など、 知られざる事実が明らかになっていく。 読んでいて苦しくなる場面もありつつ 心温まる物語。 結の誕生秘話結は島で北原先生の娘として育っていく。 しかし、結には母親がおらず縁あって暁海と互助会結婚をすることとなった。

          【感想・あらすじ】星を編む 凪良ゆう

          のびたを植えて、早1ヶ月弱になりました🌱 順調に育っていて、新しい葉がたくさん増えました💡 もう少ししたら初収穫できそう!

          のびたを植えて、早1ヶ月弱になりました🌱 順調に育っていて、新しい葉がたくさん増えました💡 もう少ししたら初収穫できそう!

          宣誓!家庭菜園はじめます!

          タイトルにある通り、家庭菜園をはじめます! …急に何言い出すんだ、という方もいるかもしれません しかし、この現代で生き抜くには家庭菜園を極めたいのです 何もかも高くなって、 何でもかんでも税金が発生して、 でも、お給料が上がるわけでもなく、 このままではいつか野垂れ死にそう… こういう不安から、家庭菜園を極めて 少しでも「生きる力を身につけよう!」 という魂胆です(^^;; 実を言うと、私はこれまで家庭菜園の失敗が重なり、旦那さんから 植物育てるの禁止令

          宣誓!家庭菜園はじめます!

          【感想・あらすじ】食堂かたつむり(小川糸)

          田舎から上京し、トルコ料理店で働いている倫子。 向かいにあるインド料理店のインド人と付き合っていたのだが、二人で住むアパートに帰宅すると家財がいっさいがっさいなくなっていた。 いつか二人でお店を開こうと、コツコツためていた数百万円の開店資金とともに…。 一瞬で状況を理解した倫子は、かろうじて残されていた祖母の形見である「ぬか床」を抱え帰省することに。 ショックで声を失った倫子は、こっそりと母のへそくりを盗んで退散しようとするが、 大嫌いな母に見つかり、実家に住むこと

          【感想・あらすじ】食堂かたつむり(小川糸)

          ぎっくり首って知っていますか?

          私事ですが、 今年になって2回目の「ぎっくり首」になりました。 「ぎっくり首」とは、 ふとした動きに伴い、首が寝違えたように痛み始めること 2回目の今回は、 仰向けで寝ている時、首を伸ばして足元を見た瞬間 「ビキッ!」 と鈍い音がした。 え?今の何? と思ったときには遅かった… 左を向けない 左に頭を傾けられない 右を向いても首が攣る 左肩のコリが激しい とにかく、首から肩にかけての痛みが激しい。 とんでもなく生活に支障が出ている… スマートフ

          ぎっくり首って知っていますか?

          【書評・あらすじ】光点(山岡ミヤ)

          第41回すばる文学賞受賞作。 工場のある街で生まれ育ち、工場で働く。 そんな人生を送っている「実似子」が主人公。 実似子は人とのコミュニケーションが苦手で、いつしか職場で話しかけてくれる人はいなくなっていた。 帰宅すると、母親からのいわれもない叱責をうける。 特に大きな感情を抱くこともなく、淡々と過ごす実似子の生活にはある習慣があった。 それは、毎日の神社への参拝。 信仰心や祈りがあるわけでもなく、ただ参拝を習慣としている。 その際、たまたま一人の青年カムトと

          【書評・あらすじ】光点(山岡ミヤ)

          【書評・あらすじ】わるもん(須賀ケイ)

          第42回すばる文学賞受賞作。 両親と3姉妹の家族の物語。 主人公は知的障害のある純子。 純子はガラス職人である父親のことが好きだが、ほかの3人はそうではない。 自宅でダラけてばかりいる父のことを邪魔者のように見たり、洗濯物は別で洗ったり、とにかく嫌悪感がすごく伝わってくる。 一般家庭でよくある「父親が嫌われる」とはまた違い、とにかく排除しようとしている様子が見られる。 そして、ある日自宅から父親の姿が消える。 母親はとても機嫌がよくなり、天気がいいだけで鼻歌を歌

          【書評・あらすじ】わるもん(須賀ケイ)

          【書評・あらすじ】レーエンデ国物語(多崎礼)

          シリーズの第3作目。 舞台は貧しくなったレーエンデにある娼館。 娼館で双子の男の子が生まれ、成長するに従いそれぞれの生き方を選ぶことに。 アーロンは男娼として、リーアンは劇作家として。 お互いを心の支えとしていた二人にとって、生きる世界が変わることはとても苦しいことだった。 しかし、互いの気持ちが通じることはなく思いがすれ違い、軋轢が生じてしまう。 しかし、成長した二人の絆が再び結びつくように。 かつて存在したレーエンデの英雄「テッサ」の存在が二人を引き寄せたの

          【書評・あらすじ】レーエンデ国物語(多崎礼)

          昔からある日本の夏風景

          台風が去り、天気がいいのでちょこっと遠出してきました。 道中で目に入ったのは、 スクスクと育った稲穂と清々しい夏の空。 「素敵だな」 「この風景を残したい」 そう思わせる長閑な風景。 子供の頃、祖母から 「お米の一粒一粒には、お百姓さんの命がこめられてるんだよ。だから、お米は残さずに食べなさい。」 という言葉を思い出した。 ここまで育てるのに、どれくらい体を動かしたのだろう。 当たり前に食卓に載る食材には、どれも生産者の魂が込められている。 そのことを忘

          昔からある日本の夏風景

          【書評・あらすじ】犬のかたちをしているもの(高瀬隼子)

          第43回すばる文学賞受賞作。 主人公は彼氏と二人で暮らしている、30歳代の女性。 ある日、彼氏がお金を使って女性と関係を持ち、彼女を妊娠させてしまう。 主人公カップルと例の女性が3人で会うことになるが、 女性は「産んだらあげる」という。 妊娠・出産を「クリアすることで認められる」という独特の考えを持っているよう。 主人公カップルの将来が、生まれてくる子どもに翻弄されていく。 3人の「これから」を主人公目線で追っていく物語。 主人公の心理描写が切ない主人公は、数

          【書評・あらすじ】犬のかたちをしているもの(高瀬隼子)