「お金の減らし方」「静かに生きて考える」を読んで
「お金の減らし方」を読んで
森博嗣
●大学の先生をしていた
庭に鉄道を敷きたいという自分のやりたいことのために、小説を書いてみる。
予想外に売れて印税だけで1000万円くらいお金が入ってきた。
●そのお金を見せびらかすということもなく、生活は今まで通り。
●収入が多い人が
贅沢な暮らしをしているとは限らない。
お金がないからできないというのはちがう。
●急ぐことではない。
誰かとの競争ではない。
制限時間もない。
死ぬまでに実現できなくても、誰かに責任を問われるわけでもない。
中途半端であっても絶対に面白い時間を持つことができるだろう。
その楽しさこそが、あなたの本当の価値なのである。
●孤独を感じる時間に、自分が本当にしたいことが見えてくる。
感想
何かしたいことを追いかけるときは、
1人でしている方が進むというのは共感ができる。例えば資格の勉強も、本当に信頼できる人にだけ決意表明して、コツコツと準備を進めるのみ。その方が目標を達成できる気がする。
お金持ちって、贅沢生活してる人ばかりではないんだなぁと改めて思った。所得が何万円かを超えたら、人の生活はかわらない気がする。
何を幸せと思うかは、自分次第。
「静かに生きて考える」を読んで
写真や描写から考えて
今、森さんは海外に住んでいるのかな?と思った。日本の季節の進み方とは違った。
森さんの文章は
説教じみていないし、本人に説教するつもりもないんだなぁと感じた。
歳をとっても頑固な人のこと
こう表現されていた。
「あの時、こうしていればと過去ばかりを振り返り、後悔し続けている。
未来に向かって計画を立てたり、そのために準備をしたり、勉強したり、努力をするよりは今のままで良いとずっと思い続けていた。
したがってその夢は叶った、自分が思った通りになっている。これからもそのままだろう。」
もう歳だからと新しいことを知ろうとしないこと、諦めることはもったいないということが書かれていてすごく共感した。
いつの間にか世間の人々は、見たいもの、食べたいもの、行きたいところへレンズを向けるようになった。いったい何を作っているのだろう?何を完成させようとしているのだろう?どんな満足を得たいのだろう?
皮肉で書いているのではない。僕にはわからないから、問いたいだけである。