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それでも鉛筆で書くことにこだわりたい

息子はLDの可能性が高いと言われている。

書字がとても苦手だ。

頭で自分が書きたいと思っている字を
いざ書くと違う字になってしまう。

例えば、「あ」を書きたいのに「た」になってしまう。
本人もイライラするようだ。

対策としてタブレットを使う、とか
タイピングを覚えさせる、とか
色々アドバイスをいただいたりもした。

それもアリだと思う。

でも、私は鉛筆で紙に字を書くことにこだわりたい。

以前自宅で息子にタブレット学習をさせていたこともあった。

文字の練習ではあらかじめお手本の線があってそれをなぞる。

書き順が違うとブーとエラー音が鳴り、
書いた線がお手本からずれるとやり直しとなる。

でも、けっこう線がずれていてもわりと○になって
次の問題に移ることができてしまったりもする。

力の強弱の加減もほとんど必要ない。
画面をスッとなぞれば字が書けてしまう。

枠からはみ出して書いてしまってもただ読み込まないだけなので
字のサイズを自分で調節して書こうと注意する感覚が
紙に書くよりも薄れる感じがある。

ある程度の「設定された基準」にはまっていれば○になるのだ。

こんなので字を覚えたり書けるようになる気がしなかった。

あ、間違えた!と誤りをいちいち消しゴムで消さなくてはいけないのも
地味に大切な作業でもあると思う。
タブレットではサラッとやり直せてしまうから、頭に残らない。

それに、常に自分のそばにタブレットやPCがあるわけでもない。

やはり昔ながらの「紙に鉛筆で書く」ことに
勝るものはないと感じている。

自分もこれまで漢字や英単語を勉強する際にも
何度も紙に書いて覚えるのがいちばん頭に入った。

色々と便利な世の中になって
サポートしてくれる機器も、まわりが理解してくださる場面も増えたけど、
どうしても字だけは紙と鉛筆を使って書けるようにさせたいと思う。


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