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だってママ、さみしいもん

モルモットをお迎えする前に開いた家族会議。

息子は「死んだらかわいそう」と反対していた。
夫は黙って聞いていたが、お迎えするのに賛成派。
実質、私と息子の話し合いになった。

「だってママ、さみしいもん!」

ふと私の口から出た言葉。
自分のことながら意外だった。

そうか、私、寂しかったのか。

夫は朝5時に家を出て、遅い時には0時過ぎまで帰ってこない。
息子は最近お友達と遊ぶのに夢中だし、
週末は時々ばあばんチにお泊りをして家に居ない時もある。

しんと静まりかえった家に一人。

最初は気楽でとっても楽しんでいた一人時間。
この機会にあれもやりたい、これもやろうと忙しくしていた。

でも最近はなんだかしんみりしてしまうのだ。

息子のためにとペットを迎えようとしていたつもりが、
本当に必要だったのは私だった。

同じ部屋に私のほかに生きているいのちがいる。

そう思うととても安心する自分がいた。


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